バグのライフサイクル

ステータス処理方法の項目はバグのライフサイクルを形づくります。

STATUS

RESOLUTION

ステータスの項目は、バグのおおよその状態を示します。 ステータスの移行ルートは限られています。 処理方法の項目は、そのバグに起こったことを示します。
UNCONFIRMED
(アンコンファームド) このバグは最近データベースに追加されました。 このバグが本当なのかはまだ誰も確認していません。 "canconfirm" 許可を持つユーザーはこのバグを承認して、バグの状態を NEW にすることができます。または直接解決して RESOLVED にします。
NEW
(ニュー) このバグは最近担当者のバグリストに追加されたので、 処理される必要があります。 この状態のバグは引き受けられて ASSIGNED になるか、 他の誰かに渡されて NEW のままか、解決されて RESOLVED になります。
ASSIGNED
(アサインド) このバグはまだ解決されていませんが、適切な人に割り当てられています。 この状態から、他の人に渡されて NEW になることもあります。 または解決されて RESOLVED になります。
REOPENED
(リオープンド) このバグは一度解決されましたが、処理方法が正しく なかったとされました。 たとえば、WORKSFORME バグにさらに情報が寄せられたとき REOPENED になります。 この状態から、バグは ASSIGNED にマークされるか、 RESOLVED になります。
まだ解決されていません。 これら、"open" (未解決) 状態のバグは、処理方法が空になっています。 これらのバグは以下の処理方法のどれかにマークされます。
RESOLVED
(リゾルブド) とりあえず解決され、QA の確認待ちになっています。 この状態から、バグは再開されて REOPENED 状態になるか、 VERIFIED にマークされるか、 または問題無いので閉じられ CLOSED になります。
VERIFIED
(ベリファイド) QA はバグとその処理方法を見て、適切な解決が施されたと同意します。 プロダクトが実際に出荷されるまではこの状態です。 そうしたら、バグは CLOSED になります。
CLOSED
(クローズド) このバグは死んだと考えられ、処理方法は正確です。 ゾンビとなってよみがえり再び地上を歩き出したバグは REOPENEDになります。
FIXED
(フィクスト) このバグの修正はツリーに入力され、テストされました。
INVALID
(インバリッド) 入力された問題はバグではありません。
WONTFIX
(ウォントフィクス) 入力された問題はバグですが、ずっと修正されません。
LATER
(レイター) 入力された問題はバグですが、このバージョンでは修正されません。
REMIND
(リマインド) 入力された問題はバグですが、おそらくこのバージョンでは修正されないでしょう。ひょっとしたらされるかもしれません。
DUPLICATE
(デュプリケート) この問題は既存のバグと重複しています。 バグを duplicate とマークするにはその既存バグの番号を必要とします。 マークすると、その番号はコメント欄に自動的に入力されます。
WORKSFORME
(ワークスフォーミー) このバグを再現しようとしましたができませんでした。 コードを読んでみても、なぜそのようになるか分かりません。 もしさらに情報があれば、このバグを再割り当てしてください。 今のところはファイルするだけにしておきます。

その他の項目

重要度 (深刻度)

このフィールドにはバグの影響を記述します。

Blocker(ブロッカー) 開発、またテスト作業を阻害する
Critical(クリティカル) クラッシュ、データの紛失、ひどいメモリリーク
Major(メジャー) 機能の大部分の損失
Minor(マイナー) 機能の一部が動かない、または単純な回避策のある問題
Trivial(トリビアル) ミススペルなどの表面的な問題
Enhancement(エンハンスメント) 機能拡張の要望

優先順位

この項目には重要性やバグ修正の順番を記述します。 この項目はプログラマ/エンジニアが自分の仕事を順番付けするのに利用されます。 利用可能な優先順位:

P1最重要
P2
P3
P4
P5それほど重要でない

プラットフォーム

これはバグの報告されたハードウェアプラットフォームです。 指定可能なプラットフォームには以下のものがあります: 注意: すべてのプラットフォームでは起こらないバグの場合、'All' は選びません。どのプラットフォームでも再現できるバグだけ 'All' を選びます。

OS

バグの報告された OS です。 指定可能な OS には以下のものがあります: OS が指定されればプラットフォームは指定されたも同然ですが、いつもそうではないことに注意してください。 たとえば、Linux は PC や Macintosh などで動作します。

担当者

バグを解決する担当の人です。 この項目が変更された場合は常にそのステータスは NEW になります。 こうなることで、その人のリストにバグが現れ、確認が容易になります。 検索におけるステータス条件のデフォルトは NEW, ASSIGNED, REOPENED です。 RESOLVED, または VERIFIED のバグを検索する時は、ステータス項目を適切にセットするのを忘れないでください。
Last modified: Sun Apr 14 12:51:23 EST 2002