XForms は、従来のWebフォームから 派生したもので、広範なプラットフォームやブラウザそしてPDFドキュメントのような 従来のメディア以外のものにすら使用することができます。
xformsのまず第一の違いは、クライアントへフォームを送信する方法です。 HTML作成者のためのXForms には、XFormsの作成方法の詳細な解説がありますが、この手引きの趣旨に沿って、 ここでは簡単な例のみ示すことにします。
上のフォームは、(qという名前の),テキスト入力ボックス と投稿ボタンを表示します。投稿ボタンがクリックされた時、このフォームは アクションが参照するページに送信されます。
ここからが、Webアプリケーションの視点から異なって見え始めるところです。 通常のHTMLフォームでは、データは、application/x-www-form-urlencoded で送信されますが、XFormsでは、この情報はXML形式のデータで送信されます。
XFormsで処理することを選択した場合には、おそらくデータをXML形式で取得したい はずで、この場合、$HTTP_RAW_POST_DATA により、ブラウザが生成したXML ドキュメントにアクセスすることができます。このデータは、使用するXSLTエンジン やドキュメントパーサに渡すことができます。
データ形式には関心がなく、データを従来の $_POST 変数にロードしたいだけの場合、 method 属性を urlencoded-post に変更することにより、 クライアントブラウザに application/x-www-form-urlencoded として データを送信するよう指示することができます。
例 2-9. XFormにより$_POST を送信する
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注意: 本稿執筆時点で、多くのブラウザはXFormsをサポートしていません。 上の例が失敗する場合、ブラウザのバージョンを確認して下さい。