日本語入力システム

VJE-Delta Ver.3.0
for Linux/BSD
ユーザーズマニュアル










VACS
株式会社バックス




◆ 目 次 ◆

はじめに

VJE-Delta基本操作

1.VJE-Deltaのウィンドウ
2. 日本語入力
 2.1 日本語を入力する
 2.2 日本語入力モードのオン/オフを切り替える
 2.3 読みを入力する
 2.4 入力文字を変換する
 2.5 文字を確定する

操作リファレンス

1. 文字の編集
 1.1 カーソルを移動する
 1.2 文字を削除する
 1.3 入力文字を取り消す

2. 入力環境の設定

 2.1 入力環境とは
 2.2 入力方式を設定する
 2.3 入力モードを設定する
 2.4 入力文字のサイズを設定する

3. 便利な入力機能

 3.1 文字を変換しないで入力する
 3.2 わからない漢字を入力する
 3.3 記号を入力する
 3.4 文字コードで入力する

4. 変換

 4.1 漢字に変換する
 4.2 入力文字を確定する
 4.3 ひらがなに変換する
 4.4 カタカナに変換する
 4.5 英数字に変換する
 4.6 半角に変換する
 4.7 注目文節を移動する
 4.8 注目文節の長さを変更する
 4.9 文字を直前の状態に戻す
 4.10 略語変換する
 4.11 複合語変換をする
 4.12 文字コードから変換する
 4.13 特定の辞書を使って変換する
 4.14 変換候補の並べ換えをする

5. 操作スタイルファイルのカスタマイズ

 5.1 操作スタイル
 5.2 動作環境を設定するには
 5.3 新しくユーザスタイルを作成するには
 5.4 機能キーを設定するには
 5.5 ローマ字を設定するには

6. ツールバー

 6.1 ツールバーの表示を変更する
 6.2 ツールバーを移動する
 6.3 ツールバーのサイズを変更する
 6.4 ボタンのデザインを変更する
 6.5 変更したDeltaツールバーの状態を保存する

7. 辞書のメンテナンス

 7.1 辞書内容表示ツール
 7.2 単語登録ツール
 7.3 単語削除ツール
 7.4 辞書作成ツール

付録

 1. 機能キー一覧
 2. ボタン一覧表
 3. 登録可能な読みの一覧表
 4. ローマ字かな対応表
 5. ローマ字入力の規則
 6. 入力補正の規則
 7. 品詞一覧表
 8. キー設定で使用する仮想キー一覧表
 9. キー設定で使用する機能キー一覧表





◆ はじめに ◆

VJE-Delta Ver.3.0 for Linux/BSD は、Linux およびFreeBSDのX Window System Version 11 Rel.6(X11R6)上で日本語を入力するための日本語入力 システムです。以下では、簡単にVJE-Deltaと表記します。

 ●AI変換アルゴリズムの採用
より自然で正確なかな漢字変換を行うために、格フレーム辞書を使ったAI 変換アルゴリズムを採用しました。このアルゴリズムでは、構文解析機能に より、離れた文節の関連性を解析し、より確実に思いどおりの文章に変換し ます。

 ●XIMプロトコルに準拠
 X11R6では、日本語入力フロントプロセッサとアプリケーションの間のプロ トコルとしてXIMプロトコルを採用しています。
VJEは、この標準的なプロトコルに対応することで、X11R6上で動作する様々 なアプリケーションで統一性のある日本語入力環境をご提供します。

 ●快適な入力と変換
 入力方式に限らず、ひらがな・カタカナ・英数の文字種、全角・半角の入力 文字サイズを組み合わせた入力モードをキーを押すだけで切り替えることが できます。また、入力された文字をカタカナや漢字、半角文字などが混在し た文章に変換できるほか、コード変換も可能です。

 ●豊富な辞書
 辞書には、あらかじめ約23万語(約500万用例)を登録しており、四字熟語や 「UNESCO(国連教育科学文化機関)」、「WHO(世界保健機構)」といった略語も 豊富に収められています。
辞書には、最大約34万語までの単語を登録することができるので、容量を気 にすることなく必要に応じて単語を増やしていくことができます。

 ●充実した辞書メンテナンス機能
 辞書への単語登録および単語削除は、アプリケーションの作業を中断するこ となく、ターミナル上で簡単に単語の登録・削除ができます。 テキストファイルから辞書を作成することもできますので、複数の単語を一 括して辞書に登録することも可能です。
また辞書は、Windows95/WindowsNT対応VJE-Delta Ver 2.5 と完全互換になって います。




◆ VJE-Delta基本操作 ◆

1.VJE-Deltaのウィンドウ

Deltaツールバー
 Deltaを起動すると画面右下にDeltaツールバーが表示されます。 このウィンドウは画面上任意の場所に移動することができます。 よく使用する機能をボタンとして表示し、マウスをクリックするだけで 簡単に操作することができます。ボタンの数は全部で50種類あり、標準 では最もよく使う18種類を表示してあります。ボタンにマウスポインタ を合わせるとボタンの名前が表示され、より操作しやすくなっています。

2.日本語入力

2.1 日本語を入力する

 Deltaは、キーボードから入力した文字を日本語に変換する、日本語入力 システムです。入力された文字はさまざまな文字に変換し、確定していく ことで漢字かな混じり文を作成することができます。

  1. 日本語入力モードをオンに切り替て、キーボードから入力された文字 を日本語に変換することができます。
  2. 読みを入力する方法には、キーボードのアルファベットから入力する 「ローマ字入力」と、キーボードのかなから入力する「かな入力」が あります。入力した文字は入力モードの設定に応じて表示され、未確 定文字列と呼ばれます。
  3. 入力した文字を、漢字・ひらがな・カタカナまたは英数の文字に変換 します。長い文を一度に変換したときでも、変換モードに応じて適切 な漢字に変換します。変換中の文字は反転表示され、何度でも別の文 字種に変換可能なことを表しています。
  4. 変換した文字を確定することで変換を終了して、次の文字を入力でき る状態になります。




2.2 日本語入力モードのオン/オフを切り替える

日本語入力モードのオン/オフを切り替えるには漢字キーを使用します。 漢字キー:漢字、Ctrl+Space

漢字ボタン
日本語入力モードがオンのとき  ツールバーがカラーで表示 
日本語入力モードがオフのとき  ツールバーが灰色で表示 




2.3 読みを入力する

「日本語」という単語を例に入力してみます。
  1. ローマ字入力のときは“NIHONNGO”、かな字入力のときは “にほんご”とキーボードから入力します。

2.4 入力文字を変換する

キーボードから入力した“にほんご”という文字を漢字に変換します。
  1. 変換キーを押します。

2.5 文字を確定する

漢字に変換した文字“日本語”を確定します。
  1. 確定キーを押します。





◆ 操作リファレンス ◆

1.文字の編集

1.1カーソルを移動する

入力中の文字を修正することができます。 カーソル左キー(←、Ctrl+S)またはカーソル右キー(→、Ctrl+D) を使って、文字を挿入したり削除する位置へ、カーソルを移動します。

  1. 「にほんご」と入力します。

  2. カーソル左キーを2回押します。

  3. カーソル右キーを1回押します。

1.2文字を削除する

入力中の文字を削除するときは、カーソルを修正したい文字まで移動し、 削除します。カーソル位置の直前(カーソルの左側)の文字を削除すると きは、後退キー(BackSpace、Ctrl+H)を使います。 また、カーソル位置の文字を削除するときは、削除キー(Delete、Ctrl+ G)を使います。

カーソルの前の文字を削除する

1.後退キーを押します。

カーソル位置の文字を削除する

1.削除キーを押します。

1.3入力文字を取り消す

入力中の文字列を一度に取り消すときは、文字列消去キー (Shift+BackSpace、Ctrl+Y)を使います。

1.文字列消去キーを押します。

入力した文字列が変換前ならば、取消キー(Esc)を使って文字列を削除 することができます。




2.入力環境の設定

2.1入力環境とは

入力方式には、ローマ字入力とかな入力があります。入力できる文字種に は、ひらがな、カタカナ、英数があり、これらの文字種を入力できる状態 を、ひらがな入力モード、カタカナ入力モード、英数入力モードとそれぞ れ呼びます。入力環境は、入力方式と入力モードを組み合わせて設定します。

   入力方式
 ローマ字入力  かな入力
入力モード
ひらがな  にほんご(nihonngo)  にほんご(ニホンゴ)
カタカナ  ニホンゴ(nihonngo)  ニホンゴ(ニホンゴ)
英数  Delta(Delta)  Delta(Delta)
( )の中はキーボード上からの文字入力を示します。




2.2入力方式を設定する

ローマ字入力/かな入力の入力方式を設定します。

ローマ字入力 キーボードから入力した英字をローマ字で入力したと判断して、ひらがなまたはカタカナに変換します。
かな入力 キーボードから入力した文字をかな文字で入力したと判断して変換します。

ツールバーのをマウスでクリックすることで入力方式を設定できます。

入力方式切替キー(Ctrl+F3、Ctrl+Shift+R)を押しても、ローマ 字入力/かな入力が切り替わります。




2.3入力モードを設定する

キーボードから入力した文字は、ひらがな、カタカナまたは英数のいずれ かの文字種で表示されます。 ツールバーのをマウスでクリックして、3つのモードを 切り替えることができます。

ひらがな入力モードキー(Ctrl+F6)を押すと、ひらがな入力モードに設定されます。
カタカナ入力モードキー(Ctrl+F7)を押すと、カタカナ入力モードに設定されます。
英数入力モードキー(Ctrl+F8)を押すと、英数入力モードに設定されます。




2.4入力文字のサイズを設定する

キーボードから入力したカタカナおよび英数字は、全角または半角の設定 した文字サイズで表示されます。
ツールバーのをマウスでクリックして、2つのモードを 切り替えることができます。

文字サイズ切替キー(Ctrl+F9)を押すと、全角/半角の設定を切り替えます。





3.便利な入力機能

3.1文字を変換しないで入力する

入力した文字を変換せずに、入力文字のまま自動的に確定するモードのこ とを固定入力モードといいます。変換せずにひらがなやカタカナを入力す るとき、またローマ字入力モードで英文を入力する時に便利です。 固定入力モードキー(Ctrl+F12)を使って、固定 入力モードを切り替えます。



3.2わからない漢字を入力する

わからない漢字を部首や画数から検索したり、変換候補には表示されない 漢字を入力するときに、[文字入力]アクセサリの[複合部首入力]を使 って入力することができます。検索条件は、部首などを複数指定すること ができ、簡単に目的の漢字を探し出すことができます。

部首から探し出す(1)−部首の読みを指定
  1. [文字入力]ボタンをクリックします。

  2. [部首設定]ボタンをクリックします。
  3. [部首一覧]の[読み]フィールドに読みを入力します。

  4. [検索]ボタンを押します。
  5. [部首一覧]リストボックスに表示された候補の中から、目的の部首を選択します。
  6. [OK]ボタンを押します。
  7. [検索]ボタンをクリックします。

  8. [候補]リストボックスから、目的の漢字を選択します。
  9. [確定]ボタンをクリックします。
  10. [閉じる]ボタンをクリックします。

  検索条件に指定できる部首は、3つまで設定することができます。複数の部首を設定 するときは、指定していない[部首]ボックスをクリックし、部首設定画面で部首を指定します。



部首から探し出す(2)−部首の画数を指定
  1. [文字入力]ボタンをクリックします。
  2. [複合部首入力]タブをクリックします。
  3. [部首設定]ボタンをクリックします。
  4. [部首一覧]の[画数]から画数を選択するか、数値を入力します。

  5. [検索]ボタンを押します。
  6. [部首一覧]リストボックスに表示された候補の中から、目的の部首を選択します。
  7. [OK]ボタンを押します。
  8. [検索]ボタンをクリックします。
  9. [候補]リストボックスから、目的の漢字を選択します。
  10. [確定]ボタンをクリックします。
  11. [閉じる]ボタンをクリックします。

  検索条件に指定できる部首は、3つまで設定することができます。複数の部首を設定 するときは、指定していない[部首]ボックスをクリックし、部首設定画面で部首を指定します。



部首から探し出す(3)−漢字から部首を指定
  1. [文字入力]ボタンをクリックします。

  2. [複合部首入力]タブをクリックします。
  3. [部首設定]ボタンをクリックします。
  4. [部首一覧]の[漢字]に目的の部首を含む漢字を入力します。

  5. [検索]ボタンを押します。
  6. [部首一覧]リストボックスに表示された候補の中から、目的の部首を選択します。
  7. [OK]ボタンを押します。
  8. [検索]ボタンをクリックします。
  9. [候補]リストボックスから、目的の漢字を選択します。
  10. [確定]ボタンをクリックします。
  11. [閉じる]ボタンをクリックします。

  検索条件に指定できる部首は、3つまで設定することができます。複数の部首を設定 するときは、指定していない[部首]ボックスをクリックし、部首設定画面で部首を指定します。



漢字の読みから探し出す
  1. [文字入力]ボタンをクリックします。
  2. [複合部首入力]タブをクリックします。
  3. [読み1]テキストボックスに、漢字の読みを入力します。
  4. [検索]ボタンをクリックします。

  5. [候補]リストボックスから、目的の漢字を選択します。
  6. [確定]ボタンをクリックします。
  7. [閉じる]ボタンをクリックします。

  検索条件に指定できる読みは、2つまで設定することができます。複数の読みを設定 するときは、指定していない[読み1]/[読み2]テキストボックスをクリックし、 読みを入力します。



漢字の総画数から探し出す
  1. [文字入力]ボタンをクリックします。
  2. [複合部首入力]タブをクリックします。
  3. [画数]ドロップダウンリストから画数を選択するか、数値を入力します。
  4. [検索]ボタンをクリックします。

  5. [候補]リストボックスから、目的の漢字を選択します。
  6. [確定]ボタンをクリックします。
  7. [閉じる]ボタンをクリックします。

  • 文字入力キー(Shift+F6)を押しても、文字入力アクセサリを起動できます。
  • Deltaツールバー上で右マウスボタンをクリックし[文字入力]コマンドをマウスで選択しても、文字入力アクセサリを起動できます。
  • 部首、読みおよび画数は、順に指定して漢字候補を絞り込むことができます。また、 一度に複数指定することもできます。
  • 指定した検索条件を無効にし、新しい検索条件を元に次の漢字を続けて探すことができます。 [消去]ボタンをクリックすると、設定したすべての検索条件が消去されます。
  • 複数の漢字を入力したいときは[閉じる]ボタンをクリックせずに、続けて漢字を選択し操作します。

  [候補]一覧から選択した漢字に異体字があるときは、[異体字]リストボックスに表示されます。



■複合部首入力の[候補]をソートする
[候補]リストボックスで表示されている漢字のソートができます。 [候補]リストボックス上のコンボボックスをクリックします。
  • コード順
  • 読み順
  • 画数順
から選択します。


■複合部首入力の[部首一覧]をソートする
[部首一覧]リストボックスで表示されている部首のソートができます。 [表示順]コンボボックスをクリックします。
  • 読み順
  • 画数順
から選択します。


■漢字の情報を表示する
[候補]リストボックスで選択した漢字の詳細情報を表示することができます。
  1. 漢字を検索したあと、[候補]リストボックスから漢字を選択します。
  2. [詳細]ボタンをクリックします。

  3. [OK]ボタンをクリックします。



3.3記号を入力する

〒、■、☆などを入力するときは、[記号入力]アクセサリを使うと簡単に入力することができます。

  1. [文字入力]ボタンをクリックします。
  2. [記号入力]タブをクリックします。
  3. [種類]リストボックスから、目的の記号が属する種類を選択します。
  4. [記号]リストボックスから、入力したい記号を選択します。

  5. [確定]ボタンをクリックします。
  6. [閉じる]ボタンをクリックします。

  記号を続けて入力したいときは[閉じる]ボタンをクリックせずに、 続けて記号を選択し、操作します。



■漢字の情報を表示する
[記号]リストボックスで選択した文字の詳細情報を表示することができます。

  1. [記号]リストボックスから文字を選択します。
  2. [詳細]ボタンをクリックします。

  3. [OK]ボタンをクリックします。



■新しい記号リストを作成する
新しい記号リストを作成します。
  1. [編集]メニューから[新規作成]コマンドを選択します。

  新しい名前を指定します。



■記号リストを開く
[文字入力]アクセサリの[記号入力]機能を起動すると、通常の記号入力で参照 されている  記号リストを自動的に開きます。また、別の記号リストを使って 記号を入力したり編集したりするときは、リスト名を指定して開きます。
  1. [文字入力]ボタンをクリックします。
  2. [記号入力]タブをクリックします。
  3. [標準]コンボボックスから開きたいリスト名を選択します。




■入力する記号を編集する
[文字入力]アクセサリの[記号入力]機能から入力できる記号を追加したり削除します。

記号を追加/削除する
  1. [種類]リストボック編集ボタンを押します

  2. 記号を編集します。
  3. [OK]ボタンをクリックします。



■記号の種類を編集する
記号は種類ごとに分類して登録してあります。

記号の種類を追加する
  1. [種類]リストボックスから、種類を追加する1つ上の階層にある種類名を選択します。
  2. [編集]メニューから[種類]コマンドを選択します。
  3. [種類名]テキストボックスに新しい名前を入力します。
  4. [追加]ボタンをクリックします。

  新しく追加した種類は、同じ階層の種類の一番下に追加されます。種類名をドラッグすると、 種類を移動したり、階層を変更することができます。



記号の種類を削除する
  1. [種類]リストボックスから、削除したい記号の種類名を選択します。
  2. [編集]メニューから[種類]コマンドを選択します。
  3. [削除]ボタンをクリックします。

  削除する種類名がさらに種類名を付けて分類されているときは、削除を確認するメッセージが表示されます。



記号の種類名を変更する
  1. [種類]リストボックスから、変更したい種類名を選択します。
  2. [編集]メニューから[種類]コマンドを選択します。
  3. [種類名]テキストボックスに、新しい名前を入力します。
  4. [変更]ボタンをクリックします。



■記号ファイルを保存する
編集した内容を開いている記号ファイルに保存します。記号ファイルの拡張子は".KIG"です。

上書き保存する
  1. [ファイル]メニューから[上書き保存]コマンドを選択します。

名前を付けて保存する
  1. [ファイル]メニューから[名前を付けて保存]コマンドを選択します。
  2. [記号ファイル名]テキストボックスに、新しい名前を入力します。
  3. [OK]ボタンをクリックします。



3.4文字コードで入力する

辞書にない文字をコードで入力するときは、[文字入力]アクセサリの[コード入力]機能 を使うと簡単に入力することができます。
  1. [文字入力]ボタンをクリックします。
  2. [コード入力]タグをクリックします。

  3. [コード]に表示させたい文字のコードを入力して改行キーを押すと、コードに対応 した文字が反転して表示されます。
  4. [確定]ボタンをクリックします。
  5. [キャンセル]ボタンをクリックします。

  • 一覧表示中の文字をクリックすると、その文字が選択され反転して表示されます。
  • 入力するコード体系(EUC、JIS、区点、シフトJIS)を選択すると、コード体系に 合わせた表示画面になります。



■漢字の情報を表示する
[記号]リストボックスで選択した文字の詳細情報を表示することができます。

  1. [記号]リストボックスから文字を選択します。
  2. [詳細]ボタンをクリックします。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

4.変換

4.1漢字に変換する

入力した文字を、変換キー(変換、↓、Space、Ctrl+C)を使って候補 となる漢字を表示し、漢字かな混じり文に変換します。

  1. 読みを入力します

  2. 変換キーを押します

最大80文字の文章を一度に変換することができます。

複数の変換候補を表示する
変換キーを2回押すと、同音語リストを表示します。
変換候補を選択するには次候補キー(変換、↓、Space、Ctrl+C)、 前候補キー(↑、Ctrl+Z)を使います。

  1. 読みを入力する

  2. 変換キーを2回押します

  3. 次候補キーまたは前候補キーを使って、目的の漢字を選択します。

同音語の現在のページに目的の漢字がない場合は、次ブロックキー (Shift+↓、Ctrl+X)を使い、前のページを表示する場合は、前ブロ ックキー(Shift+↑、Ctrl+E)を使用します。
また、前候補キーを押し続けてもページは切り替わります。




4.2入力文字を確定する

確定キー(無変換)を使って、選択した漢字などの変換候補を確定しま す。また、強制確定、部分確定、次の文字の入力によっても確定させるこ ともできます。
強制確定キー:Return



4.3ひらがなに変換する

ひらがな変換キー(F6、Ctrl+J)を使うと、ひらがなに変換できます。

1.ひらがな変換キーを押します。




4.4カタカナに変換する

カタカナ変換キー(F7、Ctrl+K)を使うと、カタカナに変換できます。

1.カタカナ変換キーを押します。

カタカナ変換キーを続けて押すと、末尾の文字から1文字ずつひらがなに 変換されます。

・半角変換キー(F9)を使うと、半角カタカナに変換できます。




4.5英数字に変換する

全角英数変換キー(F8、Ctrl+L)を使うと、全角英数文字に変換できます。

1.全角英数変換キーを押します。

全角英数変換キーを続けて押すと、大文字と小文字が切り替わります。

小文字で入力したとき

大文字で入力したとき

・かな入力で入力した文字は、英数変換キーを使って英数文字に変換する ことはできません。変換した文字は、全角のカタカナで表示されます。




4.6半角に変換する

カタカナと英数文字を半角変換キー(F9、Ctrl+O)を使うと半角に変換できます。

1.半角変換キーを押します。

入力した文字を半角のひらがなに変換することはできません。
全角ひらがな入力モードで半角変換キーを押すと、半角カタカナに変換します。




4.7注目文節を移動する

入力した文の中で編集や変換を行う対象となっている注目文節を移動でき ます。注目文節を移動するときは、次文節キー(→、Ctrl+D)、または 前文節キー(←、Ctrl+S)を使います。

  1. 読みを入力し変換します。

  2. 次文節キーを押します。

  3. 前文節キーを押します。

■注目文節を先頭や末尾に移動する
文節を多く含む長い文章を入力しているときは、注目文節を瞬時に先頭や 末尾に移動することができます。先頭文節キー(Home、Ctrl+A)を使う と注目文節を先頭に移動し、末尾文節キー(End、Ctrl+F)を使うと、 注目文節を末尾に移動できます。

  1. 読みを入力し変換します。

  2. 末尾文節キーを押します。

  3. 先頭文節キーを押します。




4.8注目文節の長さを変更する

文節の区切りが違うために、希望の漢字に変換されなかったときは、注目 文節の区切りを修正して変換しなおします。
文節区切り伸キー(Shift+→、Ctrl+W)を使うと、注目文節の区切り を伸ばし、文節区切り縮キー(Shift+←、Ctrl+Q)を使うと、注目文 節の区切りを縮めることができます。
  1. 読みを入力して変換します。

  2. 文節区切り縮キーを押します。

  3. 変換キーを押します。




4.9文字を直前の状態に戻す

入力した文字は、変換後でも確定したあとでも前の状態に戻して修正した り変換しなおすことができます。

変換前の状態に戻す
変換後、確定する前であれば、取消キー(Esc)を使って変換前の状態 に戻すことができます。さらに取消キーを押すと入力が取り消されます。

  1. 読みを入力し変換します。

  2. 取消キーを押します。

  3. 取消キーを押します。




4.10 略語変換する

あらかじめよく利用する単語や語句に、簡単な略語(読み)を付けて辞書 に登録しておくと、通常の漢字変換と同じように略語から登録した語に変 換することができます。

  1. 読みを入力します。
    最初にピリオドを入力した後、登録してある略語を入力します。

  2. 全角英数変換キーを押し、英数字に変換します。

  3. 変換キーを押します。

略語に読みとして登録できる文字は、全角の文字だけで半角の文字は指定できません。




4.11複合語変換をする

人名や地名などの付属語は付かない複合語を優先して変換するには、 複合語変換キー(F3、Ctrl+B)を使います。

1.複合語変換キーを押します。

  標準では文節単位で変換を行うように設定してありますが、常に複合語を優先して 変換したいときは複合語変換モードを変更します。詳細については、[5.1動作 環境を設定する]の[複合語を優先して変換する]を参照してください。




4.12文字コードから変換する
入力したコード番号をコード変換キー(F5)を使って変換します。標準 では、EUCコードに設定されています。

  1. コード番号を入力します。

  2. コード変換キーを押します。

入力するコードの体系を設定するには、ツールバーのを マウスでクリックしてください。




4.13特定の辞書を使って変換する

並列辞書引きに指定していない特定の辞書を使って変換するには、辞書変換キーを使います。
標準では、次のように設定されています。

 辞書1変換キー Shift+F1 (標準では基本辞書を設定)
 辞書2変換キー Shift+F2 (標準では7桁郵便番号辞書(東日本編)を設定)
 辞書3変換キー Shift+F3 (標準では7桁郵便番号辞書(西日本編)を設定)
 辞書4変換キー Shift+F4 (標準では地名辞書を設定)
 辞書5変換キー Shift+F5 (標準では人名辞書を設定)
 辞書6変換キー Ctrl+Shift+F1 (標準では単漢字辞書を設定)
 辞書7変換キー Ctrl+Shift+F2 (標準では顔辞書を設定)
 辞書8変換キー Ctrl+Shift+F3 
 辞書9変換キー Ctrl+Shift+F4 

■郵便番号の変換例

  1. 郵便番号を入力します。

  2. 辞書F変換キーを押します。

  辞書変換キーは、[操作環境設定]の[変換用の辞書を設定する]で指定した辞書の順番で割り振られます。




4.14変換候補の並べ換えをする

名前など変換候補の多い場合、先頭文字または末尾文字で並べ替えることができます。
先頭文字または末尾文字で候補がまとめて表示され、目的の候補が探しやすくなります。
  1. 読みを入力します。

  2. 変換キー2回押して同音語リストを表示します。

  3. 次候補キーを使って同音語リストの「政範」まで移動します。

  4. 候補ウィンドウの左下にある 「候補並べ換え[先頭文字]」をクリックします。
    候補が並べ替えられ、先頭文字が同じ単語でソートして表示します。

  5. 次候補キーまたは前候補キーを使って、目的の漢字を選択します。

  6. もう一度 「候補並べ換え[先頭文字]」をクリックすると、通常の順番で候補が表示されます。

  同音語リストの左下にある 「候補並べ換え[先頭文字]」をクリックすると、末尾文字が同じ単語でソートして表示します。



5.操作スタイルファイルのカスタマイズ

5.1操作スタイル

1.操作スタイル
1)操作スタイルとは
VJE-Deltaでは、「環境設定ファイルで設定した値」、「Deltaウィンドウの位置」などの 情報を操作スタイルとして、ユーザのホームディレクトリに保存します。
      $HOME
       └ /.vje − general.sty(動作環境ファイル)
              vjed95u.dic(学習辞書)
		

5.2 動作環境を設定するには

入力環境や変換環境などの動作環境を設定します。

1)入力方式を設定する

ローマ字入力/かな入力の入力方式を設定します。

YES:ローマ字入力 キーボードから入力した英字をローマ字で入力したと判断して、 ひらがなまたはカタカナに変換します。
NO :かな入力 キーボードから入力した文字をかな文字で入力したと判断して変換します。

例)
 Roman=YES

2)入力モードを設定する

キーボードから入力した文字は、ひらがな、カタカナまたは英数のいずれ かの文字種で表示されます。

HIRA:ひらがな入力を設定します。
KATA:カタカナ入力を設定します。
EISU:英数入力を設定します。

例)
MojiType=HIRA

3)入力文字サイズの設定をする。

キーボードから入力したカタカナおよび英数は、全角または半角の設定した 文字サイズで表示されます。

ZEN:全角入力を設定します。
HAN:半角入力を設定します。

例)
MojiSize=ZEN

4)送り仮名の規則を設定する

日本語の送り仮名の基準は、「本則」、「許容」、「例外」の3つに定められています。
VJE-Deltaではこれに基づいた送り仮名の送り方を選択できます。標準では、 [すべてを候補にする]に設定してあります。

ALL :[すべて]「本則」・「送る」・「省く」のすべてを候補として表示します。
HON :[本則] 「本則」および「例外」を候補として表示します。
OKURI:[送る] 送り仮名を多く送ることが許容されている語は、送り仮名を多く送って表示します。
NON :[省く] 送り仮名を省くことが許容されている語は、送り仮名を省いて表示します。
  それ以外の語は、「本則」または「例外」の候補として表示します。

送り仮名の規則
すべて 本則 送る 省く
表す 表わす 表す 表わす 表す
捕らえる 捕える  捕らえる  捕らえる  捕える

例)
 OkuriKana=ALL

  日本語の送り仮名は、昭和48年内閣告示第2号(昭和56年同3号により一部改正)に よってその基準が示されています。送り仮名の送り方については、国語辞典の巻末など に内閣告示の詳しい内容が紹介されています。

5)カタカナ変換を学習する

カタカナ変換を行って確定した文字列を、学習した単語として学習辞書に自動登録します。

YES:カタカナ登録を行います
NO :カタカナ登録を行いません

入力  カタカナ変換 確定
りなっくす リナックス  「りなっくす」の読みで「リナックス」を単語登録します。

以降、りなっくすを入力して変換すると リナックス に一発変換できるようになります。

例)
 KanaGaku=NO

6)英数変換を学習する

英数変換を行って確定した文字列を、学習した単語として学習辞書に自動登録します。

YES:英数登録を行います。
NO :英数登録を行いません。

入力  英数変換 確定
りぬX  Linux   「りぬX」の読みで「Linux」を単語登録します。

以降、りぬxを入力して変換すると Linux に一発変換できるようになります。

例)
 EisuGaku=NO

7)コード体系を設定する
コード入力時のコード体系を設定します。

EUC : EUCコード
JIS : JISコード
SJIS : シフトJISコード
KUTEN: 区点コード

例)
Code=EUC

8)複合語を優先して変換する

入力した文字の変換は、標準では文節単位で変換を行います。複合語変換に設定すると、 人名や地名などの付属語が付かない複合語を優先して変換します。

変換例)読み:あおいなみ
複合語変換をしないとき    青い波
複合語変換をするとき     葵菜美

BUN: 文節変換モードです。
FUKU:複合語変換モードです。

文節変換は、文章の入力に適しています。複合語変換は、人名、地名など の固有名詞を優先するので、データエントリに適しています。

例)
 Bunpou=BUN

9)句読点で変換する

キーボードから「?」「!」「、」「。」が入力された 時に自動的に変換するかどうかを設定します。

YES:句読点変換を設定します。
NO :句読点変換を禁止します。

例)
 KutouConv=YES

10)変換方式を設定する

入力文字を変換するモードには、「先読み」、「連文節」、「べた書き」の3つの 変換方法があります。標準では、先読み変換モードになっています。

先読み変換モード 読みを入力するとすぐに付属語の解析や辞書引きを行い、変換キーを押したときに 変換候補を表示します。変換キーを押すとすぐに変換候補の文字列が表示されるので、 文節や変換のタイミングを指示することができます。

連文節変換モード 変換キーを押したときに、付属語の解析や辞書引きをまとめて行い、変換候補を表示 します。変換キーを押すまで変換動作を行わないため、入力作業を高速に行うことができます。

べた書き変換モード 読みを入力するごとに付属語の解析や辞書引きを行い、自動的に変換候補を表示します。 変換操作を意識せずに入力を行うことができるので、逐次自動変換モードとも呼ばれてい ます。また、変換途中でも未確定文字列の編集が可能です。

RENは、連文節変換モードです。 SAKIは、先読み変換モードです。 BETAは、べた書き変換モードです。

例)  Henkan=SAKI

  先読み変換モード、連文節変換モードでは、変換キーを押した後の文字入力で、 変換された文字列は確定します。

11)口語体変換モードの設定

かな漢字変換を行ったときに、口語体変換モードで変換を行い、口語体の候補を含めた 変換候補を表示します。標準では、口語体変換はしないように設定してあります。 口語体変換モードに設定することで、通常、口語体として変換される以外の入力文字も、 候補として表示されます。

変換例)読み:そうかい
口語体変換オフのとき 総会
口語体変換オンのとき そうかい

YES:口語体変換モードで変換します。
NO :口語体変換モードで変換しません。(文語優先です)

例)KougoConv=NO

12)表計算ソフト入力モードにする

数字データや計算式の入力を容易にするため、数字および算術記号を自動的に確定し入力します。 入力モードの文字サイズで設定した英数および記号のサイズに合わせて、文字が入力されます。
表計算用アプリケーションなどで、文字の確定作業が省けるため効率よくデータの入力を行う ことができます。

YES:表計算モードを設定します。
NO :表計算モードを設定しません。

例)
 Calc=NO

  算術記号とは、=、+、−、*、/、(、)、.のことです。

13)入力補正を自動的に行う

ローマ字入力時のアルファベットの入力間違いや、かな字入力時の濁点・半濁点の 入力間違いを変換するときに自動的に修正します。標準では、入力補正を行うように設定 してあります。

YES:入力補正をします。 NO :入力補正をしません。

例)  Hosei=YES

入力補正の規則については「付録 6.入力補正の規則」を参照してください。

14)ゆらぎ補正をする

“とおり/とうり”、“ひづけ/ひずけ”などの変換補正を行います。

YES:ゆらぎ補正します。
NO :ゆらぎ補正しません。

例)
 Yuragi=NO

15)変換文字を制限する

JISで定められている文字のみを使用して、漢字かな交じり文に変換するように、 出力を制限します。読みとして入力した文字列中の変換できない文字は、変換候補および 確定文字に表示されません。標準では、制限しないように設定してあります。

YES:変換文字の制限をします。
NO :変換文字の制限をしません。

例)
 JisOnly=NO

 16)入力文字のサイズを設定する

キーボードから入力したカタカナおよび英数文字は、全角または半角の設定した文字サイズで 表示されます。[文字サイズ]ボタン を使って、全角/半角を切り替えることができます。
[general.sty]の[Mode]セクションで、[MojiSize] キーを設定しても同じです。

■カタカナおよび英数文字を固定サイズに設定する
カタカナと英数文字は、入力文字サイズで指定した全角および半角の文字サイズとは関係なく、 それぞれの文字サイズを分けて指定することができます。

[AUTO] 入力文字サイズに指定した大きさになります。
[HAN] 入力文字サイズに指定した大きさに関係なく、半角文字になります。
[ZEN] 入力文字サイズに指定した大きさに関係なく、全角文字になります。

例)
 EisuFix=AUTO
 KanaFix=AUTO

 17)記号の文字サイズを設定する

キーボードにあるすべての記号キーに対して、全角または半角のサイズを設定します。標準では、 入力文字サイズに合わせて入力されるように[A]が設定されています。

設定方法
設定する記号
12345 678910 1112131415 1617181920 2122232425 262728293031 
(){}[]「」<> .,。、 _Space

設定するサイズ
[A] 入力文字サイズに指定した大きさになります。
[H] 入力文字サイズに指定した大きさに関係なく、半角文字になります。
[Z] 入力文字サイズに指定した大きさに関係なく、全角文字になります。

設定する記号12345 678910 1112131415 1617181920 2122232425 262728293031 
KigoFix=AAAAA AAAAA AAAAA AAAAA AAAAA AAAAAA

例)
 KigoFix=HAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA   ()を半角固定、そのほかすべて入力文字サイズに指定した大きさに設定

18)同音語リストの漢字候補を絞る

Deltaを使って変換するときの漢字を、絞り込みます。絞り込んだときに使用する漢字の対象には、 常用漢字や小学校の各学年までの学習漢字などを設定することができます。
標準では、絞り込みは行わないように設定してあるので変換候補の漢字は制限されません。
絞り込むことによって変換対象から外れてしまう漢字も、同音語リストにマーク付きで表示する ことができます。

 0  :すべて表示する
 1-6 :指定された学年までの漢字を表示する
 7  :常用漢字(表外音訓読みを含む)
 8  :常用漢字(表外音訓読みを含まない)

例)
 Rank=0

  漢字の変換対象を、各学年までに設定すると、習っていない漢字はひらがなで表示されます。
■固有名詞を表示する
変換する漢字を絞り込むときに、固有名詞も絞り込みの対象に含まれるように設定する ことができます。
標準では、固有名詞は変換対象に含まれていません。
例)
 Koyu=NO   固有名詞表示[YES/NO]

絞り込むことによって変換対象から外れてしまう漢字も、同音語リストにマーク付きで表示 することができます。
例)
 Mark=YES   マーク表示[YES/NO]

19)同音語移行回数の設定

同音語候補リストへの移行回数を設定します。
変換の時に、何回変換キーを押すと同音語リストを表示するかを指定します。
0から9までの数字を設定してください。0回の時は、同音語リストは表示されません。

例)
 Start=2   移行回数

20)同音語リストの表示形式を設定する

同音語リストに表示される変換候補を、表のような表示形式に変更できます。 標準では、9つの変換候補が表示されますが、設定した値に基づいて候補を表示することができます。 また、表形式を指定したとき、表示順の方向、表示する文字数、表の列と行が指定できます。
  1. 通常の形式で同音語を表示します。
     Matrix=NO

  2. 同音語リストを同音語数や文字数で見やすいように自動制御します。
     Matrix=AUTO
    • 同音語候補の表示方向を指定します。
      YOKO:同音語を横方向に表示します。
      TATE:同音語を縦方向に表示します・
      例)
       Direction=YOKO

  3. 表形式で同音語を表示
     Matrix=YES
    • 同音語候補の表示方向を指定します。
      YOKO:同音語を横方向に表示します。
      TATE:同音語を縦方向に表示します・
      例)
       Direction=YOKO

    • 表形式同音語リストの詳細設定
      同音語リストに表示される候補の文字数を2から32の範囲で指定します。
       例)
       DonLen=0
      同音語リストの列を1から26の範囲で指定します。
       例)
       DonCol=1
      同音語リストの行を1から9の範囲で指定します。
       例)
       DonRow=9

21)フォントを指定する

表示フォントを指定します。指定できるのは次の3か所です。
  1. 未確定文字列([PreeditFont])
  2. 候補文字列([KohoFont])
  3. Deltaツールバーのメニュー文字列、ポップアップ文字列([BaseFont])

  1. 使用するフォントを指定する。
    使用する表示フォントを指定します。

     APP:アプリケーションから指定されたフォントで表示します。
     FIX:環境設定ファイルで指定したフォントで表示します。
    例〕
     FontType=APP

  2. フォントを指定する。
     KanaName:かなフォントを指定します。
     KanjiName:漢字フォントを指定します。

標準では次のように設定されています。

  [PreeditFont]
  FontType=APP
  KanaName=-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-jisx0201.1976-0
  KanjiName=-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-140-jisx0208.1983-0
  [KohoFont]
  FontType=APP
  KanaName=-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-jisx0201.1976-0
  KanjiName=-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-140-jisx0208.1983-0
  [BaseFont]
  FontType=FIX
  KanaName=-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-70-jisx0201.1976-0
  KanjiName=-misc-fixed-medium-r-normal--14-130-75-75-c-140-jisx0208.1983-0
			
  Deltaツールバーのメニュー文字列、ポップアップ文字列([BaseFont])の FontType は、FIX のみとなっております。

22)ボタンの種類とサイズを指定する

  1. VJE-Deltaツールボタンの種類を指定します。
    C12:カラー12ポイントのボタン
    C20:カラー20ポイントのボタン
    B12:モノクロ12ポイントのボタン
    B20:モノクロ20ポイントのボタン

  2. ツールボタンのサイズを指定します。
    12ポイントのボタンを指定したとき、ボタンのサイズは16から23を指定します。
    24ポイントのボタンを指定したとき、ボタンのサイズは24から32を指定します。

    例)
     BtnType=C12
     BtnSize=16

23)ボタンの名前を表示する

Deltaツールバーボタンにマウスポインタを合わせると、ボタンの名前を表示するように設定できます。 標準では、ボタンの名前を表示するように設定してあります。
YES: ボタンの名前を表示する
NO : ボタンの名前を表示しない

例)  PopHelp=YES

24)Deltaツールバーボタンの構成を変更する

Deltaツールバーボタンの並び順を変更します。
表示する機能ボタンの仮想キーを指定します。


 指定する仮想キーは「付録 2. ボタン一覧表」を参照してください。

  標準では次のように設定されています。
BtnFunc=F_SCRN F_ROM F_EX_CHAR_TOG F_ZEN F_DMODE F_EX_OKURI_TOG F_EX_KANAREG_TOG F_EX_EISUREG_TOG F_EX_CODE_TOG F_EX_BUNPOU_TOG F_EX_KUTOCNV_TOG F_EX_CNVMODE_TOG F_EX_KOUGO_TOG F_EX_CALC_TOG F_EX_HOSEI_TOG F_EX_YURAGI_TOG F_EX_JISONLY_TOG F_EX_ACC1

25)キーボードタイプを設定する

KbdType:キーボードタイプを設定します。
設定可能なキーボードタイプは、A01、101、PC98の3つです。

A01 : 日本語キーボードを設定します。
101 : 英語キーボードを設定します。
PC98: PC-98キーボードを設定します。
例)
 KbdType=A01

26)句読点の種類を設定する

キーボード上のキーを押して表示される句読点、カッコなどの記号類を設定します。

   キー  設定値
 ローマ字入力  ,  、または,
 .  。または.
 /  ・または/
 −  ーまたは−
 []  「」または[]
 かな入力  、,  、または,
 。  。または.



設定方法
     Comma : ローマ字入力時のカンマキー =Yes  、句点
=No  ,カンマ
=Auto  
     
     Period : ローマ字入力時のピリオドキー =Yes  。読点
=No  .ピリオド
=Auto  
     
     Slash : ローマ字入力時のスラッシュキー =Yes  ・中黒
=No  /スラッシュ
=Auto  
     
     Myphen : ローマ字入力時のハイフンキー =Yes  ー長音
=No  −ハイフン
=Auto  
     
     Bracket : ローマ字入力時のカッコキー =Yes  ,カンマ
=No  []カッコ
     
     Ten : かな字入力時の句点キー =Yes  「」読みカッコ
=No  、句点
     
     Maru:かな入力時の読点キー =Yes  .ピリオド
=No  。読点



例)
 Comma=AUTO
 Period=AUT
 Slash=AUTO
 Hyphen=AUTO
 Bracket=YES
 Ten=NO
 Maru=NO

27)機能キースタイルの設定

機能キー設定ファイルは、出荷時 deltasr.key に設定されています。ほかに次の スタイルを用意しましたので、general.sty ファイル Keyboard セクションの KeyFileを変更してください。 次のオプションファイルが用意されています。
atok.key  ATOKのキー定義
msime.key MSIMEのキー定義
wxg.key  WXGのキー定義
canna.key Cannaのキー定義
wnn.key  Wnnのキー定義

例)
 KeyFile=deltasr.key

機能キーの詳細を変更する場合には、「5.4 機能キーを設定するには」を参照してください。

28)キーボードのスタイルを変更する

キーボードのスタイルを変更すると他のキー配列で文字入力することができます。 キーボード英数スタイルファイルは、出荷時 default.ach に設定されています。
ほかに次のスタイルを用意しましたので、general.sty ファイル Keyboard セクションの AchFileを変更してください。
次のオプションファイルが用意されています。
abc.ach  ABC配列
ascii.ach  ASCII配列
jis.ach  JIS配列
dvorak.ach DVORAK配列

例)
 AchFile=jis.ach

キーボードかな設定スタイルファイルは、出荷時 default.kch に設定されています。
ほかに次のスタイルを用意しましたので、general.sty ファイル Keyboard セクションの KchFileを変更してください。
次のオプションファイルが用意されています。

aiueo.kch  五十音かな配列

例)
 KchFile=aiueo.kch

29)ローマ字入力のスタイルを変更する

ローマ字入力スタイルを変更すると他の日本語入力システムの入力スタイルに合わせることができます。 ローマ字入力スタイルファイルは、出荷時 vje.rom に設定されています。 ほかに次のスタイルを用意しましたので、general.sty ファイル Roma セクションの RomFileを変更してください。 次のオプションファイルが用意されています。
atok.rom  ATOKのローマ字配列
msime.rom MSIMEのローマ字配列
wxg.rom  WXGのローマ字配列
canna.rom Cannaのローマ字配列
wnn.rom  Wnnのローマ字配列

例)
 RomFile=vje.rom

ローマ字設定の詳細を変更する場合には、「5.5ローマ字を設定するには」を参照してください。

 30)変換用の辞書を設定する

かな漢字変換に使う辞書は10ファイル([DIC1]〜[DIC10])まで指定することができます。 最も基本となる学習した単語や候補順などを書き込む辞書を、学習辞書として一つ指定し、 その他の辞書には、並列辞書引きとして通常の変換に使用するかしないかを設定します。
また指定した辞書には、学習機能を個別に設定することができます。
[DIC10]は、学習用辞書です。

  1. 使用する辞書を指定する。
    例)
     DicFile=vjed95m.dic

  2. 学習の有無を設定する。
    学習するかしないかを指定します。学習機能を設定した辞書で変換を行うと、確定した単語を 次の変換のときに、同音語の先頭に表示します。
    YES:入力した文を確定したときの文節で区切られた文字列を学習した単語として登録します。
    辞書には、学習した単語が次々と登録されていきます。また、基本的には前回変換した 候補が同音語リストの先頭にくるように同音語を登録し、並び換えて表示します。
    NO:すべての学習機能を行いません。
    DON:前回変換した候補が同音語リストの先頭にくるように同音語を登録し、並び換えて表示します。
    例)
     LearnMode=NO

  3. 学習先を指定する。
    学習する辞書を指定できます。
    LEARNDIC:学習辞書([DIC10]で指定した辞書)に学習します。
    MYSEELF:この辞書に指定します。
    例)
     LearnType=LEARNDIC

  4. 並列辞書引きの指定をする
    変換キーを押したときに辞書を引くかをしていします。
    YES:並列辞書引きする。
    NO:並列辞書引きしない。
    例)
     Parallel=YES

標準では次のように設定されています。

[DIC1]
DicFile=Vjed95m.dic
LearnMode=YES
LearnType=LEARNDIC
Parallel=YES
[DIC2]
DicFile=Vjed95ye.dic
LearnMode=YES
LearnType=MYSELF
Parallel=YES
[DIC3]
DicFile=Vjed95yw.dic
LearnMode=YES
LearnType=MYSELF
Parallel=YES
[DIC4]
DicFile=Vjed95j.dic
LearnMode=YES
LearnType=MYSELF
Parallel=NO
[DIC5]
DicFile=Vjed95n.dic
LearnMode=YES
LearnType=MYSELF
Parallel=NO
DicFile=Vjed95t.dic
LearnMode=YES
LearnType=MYSELF
Parallel=NO
[DIC6]
[DIC7]
DicFile=Vjed95k.dic
LearnMode=YES
LearnType=MYSELF
Parallel=NO
[DIC8]
DicFile=
LearnMode=
LearnType=
Parallel=
[DIC9]
DicFile=
LearnMode=
LearnType=
Parallel=
[DIC10]
DicFile=Vjed95u.dic
LearnMode=YES
LearnType=LEARNDIC
Parallel=YES
 
  • 学習辞書以外の辞書を指定するときの辞書番号([DIC1]〜[DIC10])は、 並列辞書引きの順番になります。
  • 辞書変換キーおよび辞書変換ボタンは、[DIC1]〜[DIC10]で指定した辞書の順番で割り振られます。
  • 学習辞書([DIC10])は必ず指定しなければなりません。指定した辞書は、並列引き辞書として使用されます。



  次に示すセクションのキーは、VJE-Delta内部で使用していますので変更はできません。
[AccInfo]
AccCount
[ACC1]
AccFile
AccShortMsg
[WinInfo]
Minimize
OffHide
[WIN1]
StatusX
StatusY
StatusW
StatusH
PreeditRootX
PreeditRootY
PreeditRootW
PreeditRootH




5.3 新しくユーザスタイルを作成するには

キー定義およびローマ字かな定義を変更するには、新しくユーザスタイルを作成する必要があります。
1)機能キーを設定するユーザスタイル作成方法
  1. キー設定ユーザスタイルファイルを作成する。 /usr/local/vje30/env/deltasr.key ファイルを $HOME/.vje へ general.key ファイル名でコピーします。

    cp /usr/local/vje30/env/deltasr.key $HOME/.vje/general.key

  2. 機能キーを変更する $HOME/.vje/general.key を修正します。 機能キーの変更方法の詳細は、5.4 機能キーを設定するにはを参照してください。

2)ローマ字かな定義を設定するユーザスタイルファイル作成方法
  1. ローマ字かな定義ユーザスタイルファイルを作成する。
    /usr/local/vje30/env/vje.rom ファイルを $HOME/.vje へ general.rom ファイル名でコピーします。

    cp /usr/local/vje30/env/vje.rom $HOME/.vje/general.rom

  2. ローマ字かな定義を変更する。
    $HOME/.vje/general.rom を修正します。
    ローマ字かな定義の変更方法の詳細は、5.5 ローマ字かな定義を変更するにはを参照してください。




5.4 機能キーを設定するには

キーボードのキーには、日本語入力の状態にあわせていろいろな操作ができるように機能が設定されています。
ユーザスタイルの機能キー設定ファイル(general.key)は、$HOMEディレクトリに作成します。
ユーザスタイルの機能キー設定ファイル作成方法は、5.3新しくユーザスタイルを作成するにはを参照してください。

1)タイトルの設定
ユーザスタイルファイルに任意のスタイル名を設定します。
ユーザスタイル名は、必ず変更してください。
・[Title]セクション
キー設定のタイトルを指定します。
 例
  Title=ユーザの設定

2)キーに機能を割り当てる
・[Key]セクション
 キーに割り当てる機能を指定します。
 1.Vje-Deltaでは、[仮想キー一覧表]で示すキーに対して設定を行います。
   8つの状態でのキーを割りつけられます。
 キーの状態  設定できるキー
 標準  ファンクション その他
 シフト(@)  ファンクション その他
 コントロール(^)  英字 数字・記号 ファンクション その他
 Alt(*)  英字 数字・記号 ファンクション その他
 コントロール+シフト(^@)    英字 数字・記号 ファンクション その他
 コントロール+Alt(^*)    英字 数字・記号 ファンクション その他
 Alt+シフト(*@)    英字 数字・記号 ファンクション その他
 コントロール+Alt+シフト(^*@)    英字 数字・記号 ファンクション その他

2.Vje-Deltaのキー(仮想キー)には、5つの状態があり、それぞれに機能を割りつけます。
  • 入力前の状態
  • 入力中の状態
  • 変換中の状態
  • 同音語表示中の状態
  • 同音語表示中(表)の状態

仮想キー=入力前 入力中 変換中 同音語表示中 同音語表示中(表) の順に設定します。
標準状態を設定するときは、仮想キーをそのまま指定します。
シフト状態を設定するときは、仮想キーの前に「@」を指定します。
コントロール状態を設定するときは、仮想キーの前に「^」を指定します。
Alt状態を設定するときは、仮想キーの前に「*」を指定します。
コントロール+シフト状態を設定するときは、仮想キーの前に「^@」を指定します。
コントロール+Alt状態を設定するときは、仮想キーの前に「^*」を指定します。
Alt+シフト状態を設定するときは、仮想キーの前に「*@」を指定します。
コントロール+Alt+シフト状態を設定するときは、仮想キーの前に「^*@」を指定します。

例)
XK_space=F_SPACE F_CNV F_CNV_NCNV F_CNV_NCNV F_CNV_NCNV
@XK_space=F_REV_SPACE F_REV_SPACE F_LEFT F_LEFT F_LEFT
XK_Muhenkan=F_UNDO F_NO_CNV F_NO_CNV F_NO_CNV F_NO_CNV
@XK_Muhenkan=F_HIRA_KATA F_HIRA_KATA F_HIRA_KATA F_HIRA_KATA F_HIRA_KATA
^XK_Muhenkan=F_EISUU F_EISUU F_EISUU F_EISUU F_EISUU
^@XK_Muhenkan=F_ZEN F_ZEN F_ZEN F_ZEN F_ZEN





5.5 ローマ字かな定義を設定するには

ローマ字入力方式で入力を行っているときの、入力規則を変更します。
ユーザスタイルのローマ字かな定義ファイル(general.rom)は、$HOMEディレクトリに作成します。
ユーザスタイルのローマ字かな定義ファイル作成方法は、5.3新しくユーザスタイルを作成するにはを参照してください。

1)タイトルの設定
  ユーザスタイルファイルに任意のスタイル名を設定します。
  ユーザスタイル名は、必ず変更してください。
 ・[Title]セクション
  ローマ字設定のタイトルを指定します。
   例)
    Title=ユーザの設定

2)ローマ字にひらがなを割り当てる
 ・[ROMA]セクション
  ローマ字にひらがなを割り当てます。
   例)
    A=あ
    BA=ば

  [ひらがな]設定できる文字は、全角のひらがな2文字です。詳細については [付録4.ローマ字かな対応表]を参照してください。






6.Delta ツールバー

 Deltaを起動すると画面右下にDeltaツールバーが表示されます。ボタンの数は全部で50種類あり、 標準では最もよく使う18種類を表示してあります。

6.1 ツールバーの表示を変更する
Deltaツールバーの表示形式を変更する。 Deltaツールバーの表示形式は、[常に表示]、[オフの時最小化]、[オフの時非表示]の 3種類があります。
  1. Deltaツールバー上で右マウスボタンをクリックします。
  2. [表示]コマンドをマウスで指し、サブコマンドを選択します。

 
  1. 表示しているサブコマンド名の左側には、チェックマークが付きます。




6.2 ツールバーを移動する
VJE-Deltaツールバーをドラッグし移動したい位置でドロップします。




6.3 ツールバーのサイズを変更する
Deltaツールバーの枠にマウスポインタを合わせ、マウスポインタの形が変わったら、設定したい大きさにドラッグします。




6.4 ボタンのデザインを変更する
Deltaツールバーに表示できるボタンは、[カラー(大)]、[カラー(小)]、[モノクロ(大)]、 [モノクロ(小)]の4種類のデザイン(絵柄)があります。
  1. Deltaツールバー上で右マウスボタンをクリックします。
  2. [ツールバーの絵柄]コマンドをマウスで指し、サブコマンドを選択します。





6.5 変更したDeltaツールバーの状態を保存する
  1. Deltaツールバー上で右マウスボタンをクリックします。
  2. [現在の状態を保存]コマンドをマウスで選択します。









7.辞書のメンテナンス

辞書ツールを使用して、辞書の内容表示、単語の登録/削除、テキストファイルから 辞書の作成など辞書のメンテナンスを行います。

7.1 辞書内容表示ツール

コマンド名: vdispd [options] [dicfile]

機能: 辞書の内容を表示します。
システム登録単語は、単語の品詞属性が「システム品詞」として、 [名詞]の形式で表示します。
ユーザ登録された単語は、単語の品詞属性が「ユーザ品詞」として、 【名詞】の形式で表示します。
学習機能により自動登録された単語の内、「区切り学習」は、 【名詞】* 形式で表示します。

コマンドオプション:
-s システム品詞の単語を表示します。
  このオプションを付けない場合、「ユーザ品詞」と「区切り学習」の単語を表示します。 -u 起動メニューを表示しない。
-b 直後に表示開始読み文字列を指定します。
-e 直後に表示終了読み文字列を指定します。
-g 品詞の異なるものを1行づつ表示します。
-g1 品詞が同じものはまとめて表示します。
  -j と併用できません。
-x 品詞を16進表示します。
  -g と併用します。
-f 学習頻度を表示します。
-j 同音語を学習頻度順に表示します。
  -f と併用します。
-a 同音語の学習頻度が1以上の単語を表示します。
  -f と併用します。
-t 直後に表示させたい読みの文字列を指定します。
  この読みの単語のみを表示します
-c ユーザ品詞の単語を表示しません。
-h|--help ヘルプメッセージを表示します。
dicfile dicfileに辞書ファイル名を指定します。

コマンドオプションのデフォルト動作は、

  • システム登録単語は、表示しません。
  • 品詞が同じものはまとめて表示します。(-g1)
  • -b, -e, dicfile の3つは指定がなくとも、入力補助メッセージ が表示され、そこで入力可能です。

補足:

  • 表示開始読みが指定されない場合、辞書に登録されている最初の読みから表示されます。
  • 表示終了読みが指定されない場合、辞書に登録されている最後の読みまで表示されます。
  • 読みに使用できる文字は、ひらがな、英数字、記号など全角で32文字までです。
  • 表記に使用できる文字は、ひらがな、カタカナ、英数字、記号などで全角半角にかかわらず32文字以内です。
  • 読みに使用できる文字は、[付録3] 登録可能な読みの一覧表を参照してください。
  • 使用できる品詞は、[付録7]品詞一覧表を参照してください。



7.2 単語登録ツール

コマンド名: vadd [options] [dicfile]

機能: 指定辞書に、単語登録を行います。
登録された単語の品詞属性は、ユーザ品詞になります。

コマンドオプション:
-y 直後に読みの文字列を指定します。
-t 直後に表記の文字列を指定します。
-a 直後に品詞の文字列を指定します。
-A 品詞選択一覧を最大表示にします。
-in 登録挿入位置を指定します。(n = 1:先頭(DEFAULT) 3:末尾)
-u 起動メニューを表示しません。
-h|--help ヘルプメッセージを表示します。
dicname dicnameに辞書ファイル名を指定します。

コマンドオプションのデフォルト値はありませんが、 -y, -t, -a, dicfile の4つは指定がなくとも、 入力補助メッセージが表示され、そこで入力可能です。

補足:

  • システム品詞は登録できません。
  • 読みに使用できる文字は、ひらがな、英数字、記号など全角で32文字までです。
  • 表記に使用できる文字は、ひらがな、カタカナ、英数字、記号などで全角半角にかかわらず32文字以内です。
  • 読みに使用できる文字は、[付録3] 登録可能な読みの一覧表を参照してください。
  • 使用できる品詞は、[付録7]品詞一覧表を参照してください。



7.3 単語削除ツール

コマンド名: vdel [options] [dicfile]

機能: 指定された辞書から、単語の削除を行います。
単語削除のバリエーションとして、 品詞単位、表記単位、読み単位で行うことが出来ます。

コマンドオプション:
-y 直後に削除対象の読みの文字列を指定します。
-Y 直後に削除すべき読みの文字列を指定します。
  指定の読みに属するすべての表記、品詞が削除されます。
  -t[T] -a は、無効になります。
-t 直後に削除対象の表記の文字列を指定します。
-T 直後に削除すべき表記の文字列を指定します。
  指定の表記に属するすべての品詞が削除されます。
  -a は、無効になります。
-a 直後に削除すべき品詞の文字列を指定します。
-A 品詞選択一覧を最大表示にします。
-u 起動メニューを表示しません。
-h|--help ヘルプメッセージを表示します。
dicname dicnameに辞書ファイル名を指定します。

コマンドオプションのデフォルト値はありませんが、 -y, -Y, -t, T, -a, dicfile の6つは指定がなくとも、 入力補助メッセージが表示され、そこで入力可能です。

補足:

  • 読みに使用できる文字は、ひらがな、英数字、記号など全角で32文字までです。
  • 表記に使用できる文字は、ひらがな、カタカナ、英数字、記号などで全角半角にかかわらず32文字以内です。
  • 読みに使用できる文字は、[付録3] 登録可能な読みの一覧表を参照してください。
  • 使用できる品詞は、[付録7]品詞一覧表を参照してください。



7.4 辞書作成ツール

コマンド名: vmaked [options] [dicfile]

機能: 指定されたテキストファイルを読み、内容に基づいて、 既存の辞書ファイルを指定された時、追加登録を一括して行います。
指定された辞書が存在しない場合、新規に辞書を作成します。
この時、ヘッダファイルを用意しておくことで、辞書のタイトル、 コピーライトを指定することができます。

コマンドオプション:
-s 直後に空き領域バイト数を指定します。(0 < 空き領域 <= 512)
-e エラー情報のファイル出力を指定します。
  直後にエラー情報を出力させるファイル名を指定することもできます。
-u 直後にヘッダファイル名を指定します。
-f 直後にテキストファイル名を指定します。
-i 直後にテキストファイル名を指定します。
-h|--help ヘルプメッセージを表示します。
dicname dicnameに辞書ファイル名を指定します。

コマンドオプションのデフォルト値はありませんが、 -s, -i, dicname の3つは指定がなくとも、入力補助メッセージが 表示され、そこで入力可能です。
また、-e が指定された直後にファイル名が指定されていない場合も 入力補助メッセージが表示され、そこで入力可能です。

補足:

  1. テキストファイルの書式
    • 読み、表記、品詞の順で記述します。
    • 上記の各項目はタブキーで区切って記述してください。
    • 読みに使用できる文字は、ひらがな、英数字、記号など全角で32文字までです。
    • 表記に使用できる文字は、ひらがな、カタカナ、英数字、記号などで全角半角にかかわらず32文字以内です。
    • 読みに使用できる文字は、[付録3] 登録可能な読みの一覧表を参照してください。
    • 使用できる品詞は、[付録7]品詞一覧表を参照してください。 この時、品詞の文字列を全角の【 】で囲んで下さい。
    • 読み1つに、表記1つ、品詞1つを一行で記述してください。
    • 行の先頭に # を書いておくとコメント行として扱われます。

    (書式例)
    とうきょう 東京 【名詞】
    とうきょう 東京 【地名】

    (注)サンプルのテキストファイル "sample.euc" は、 ドキュメント・ディレクトリ "/usr/local/vje30/dic" に 展開されております。

  2. ヘッダファイルの書式
    • [辞書のタイトル]を記述後、タブキーで区切った後に、 タイトル名を記述します(文字列の長さは、64バイト以内)。
    • [コピーライト]を記述後、タブキーで区切った後に、 コピーライト表記を記述します(文字列の長さは、32バイト以内)。
    • 各々、1行で指定します。
    • []は、共に全角です。

    (書式例)
    [辞書のタイトル] 東京太郎専用辞書
    [コピーライト] 東京太郎

◆ 付 録 ◆

1.機能キー一覧

 分類  機能キー  キーアサイン
 漢字  漢字  漢字
 Ctrl+Space  変換
 入力モード  ローマ字入力モード
 ひらがな入力モード
 カタカナ入力モード
 英数入力モード
 全角入力モード
 半角入力モード
 コード入力モード
 固定入力モード
 Ctrl+F3  Ctrl+Shift+R
 Ctrl+F6  Ctrl+Shift+J
 Ctrl+F7  Ctrl+Shift+K
 Ctrl+F8  Ctrl+Shift+L
 Ctrl+F9  Ctrl+Shift+O
 Ctrl+F9  Ctrl+Shift+O
 Ctrl+F4  Ctrl+Shift+C
 Ctrl+F12 Ctrl+Shift+A
 変換  変換
 ↓
 Space
 変換
 前候補
 ひらがな変換
 カタカナ変換
 全角英数変換
 半角変換
 コード変換
 ↑      Ctrl+Z
 F6     Ctrl+J
 F7     Ctrl+K
 F8     Ctrl+L
 F9     Ctrl+O
 F4
 候補の確定  確定
 アンドゥ
 次ブロック
 前ブロック
 強制確定
 無変換
 無変換    Ctrl+Shift+U
 Shift+↓   Ctrl+X
 Shift+↑   Ctrl+E
 Return
 修正  取消
 文字列消去
 削除
 後退
 カーソル右移動
 カーソル左移動
 文節区切り伸
 文節区切り縮
 先頭文節
 末尾文節
 ESC
 Shift+BS  Ctrl+Y
 Delete    Ctrl+G
 BS      Ctr+H
 →      Ctrl+D
 ←      Ctrl+S
 Shift+→  Ctrl+W
 Shift+←  Ctrl+Q
 PageUp    Ctrl+A
 PageDown   Ctrl+F



2.ボタン一覧表

 ボタン  ボタン名  仮想キー  機能
Kanji  漢字  F_SCRN  日本語入力モードの切り替え(Deltaのオン/オフ)
 入力方式  F_ROM  入力方式の切り替え(ローマ字/かな)
 文字種  F_EX_CHAR_TOG  入力文字種の切り替え(ひらがな/カタカナ/英数)
 文字サイズ  F_ZEN  入力文字サイズの切り替え(全角/半角)
 固定入力  F_DMOD  固定入力モードの切り替え(オン/オフ)
 送り仮名  F_EX_OKURI_TOG  送り仮名規則の切り替え(すべて/本則/送る/省く)
 カナ登録  F_EX_KANAREG_TOG  カタカナ変換の自動登録(オン/オフ)
 英数登録  F_EX_EISUREG_TOG  英数変換の自動登録(オン/オフ)
 コード体系  F_EX_CODE_TOG  コード体系の切り替え(EUC/JIS/区点/Shift JIS)
 複合語  F_EX_BUNPOU_TOG  複合語変換の切り替え(複合語/連文節)
 句読点  F_EX_CODE_TOG  句読点変換の切り替え(オン/オフ)
 変換方式  F_EX_CNVMODE_TOG  変換方式の切り替え(先読み/べた書き/連文節)
 口語体  F_EX_KOUGO_TOG  口語体変換の切り替え(オン/オフ)
 表計算ソフト入力  F_EX_CALC_TOG  表計算ソフト入力モードの切り替え(オン/オフ)
 入力補正  F_EX_HODEI_TOG  入力補正の切り替え(オン/オフ)
 ゆらぎ  F_EX_YURAGI_TOG  ゆらぎ変換の切り替え(オン/オフ)
 出力文字の制限  F_EX_JISONLY_TOG  変換文字の制限
 アクセサリ1  F_EX_ACC1  アクセサリ1(標準では文字入力を設定)
   F_EX_COMMA_TOG  カンマの置き換えを切り替え(オン/オフ/自動)
   F_EX_PERIOD_TOG  ピリオドの置き換えを切り替え(オン/オフ/自動)
   F_EX_SLASH_TOG  中黒の置き換えを切り替え(オン/オフ/自動)
   F_EX_HYPHEN_TOG  ハイフンの置き換えを切り替え(オン/オフ/自動)
   F_EX_BRACKET_TOG  カッコの置き換えを切り替え(オン/オフ)
   F_EX_TEN_TOG  読点の置き換えを切り替え(オン/オフ)
   F_EX_MARU_TOG  句点の置き換えを切り替え(オン/オフ)
 変換  F_CNV  漢字などに変換
 ひらがな変換  F_HIRA_CNV  ひらがなに変換
 カタカナ変換  F_KATA_CNV  カタカナに変換
 全角英数変換  F_ZEN_CNV  全角英数に変換
 半角変換  F_HAN_CNV  半角に変換
 半角英数変換  F_HAN_EISU_CNV  半角英数に変換
 複合語変換  F_FUKUGOU  複合語モードで変換
 辞書1変換  F_CNV_OPT1  辞書1で変換(標準では基本辞書を設定)
 辞書2変換  F_CNV_OPT2  辞書2で変換(標準では7桁郵便番号辞書(東日本編)を設定)
 辞書3変換  F_CNV_OPT3  辞書3で変換(標準では7桁郵便番号辞書(西日本編)を設定)
 辞書4変換  F_CNV_OPT4  辞書4で変換(標準では地名辞書を設定)
 辞書5変換  F_CNV_OPT5  辞書5で変換(標準では人名辞書を設定)
 辞書6変換  F_CNV_OPT6  辞書6で変換(標準では単漢字辞書を設定)
 辞書7変換  F_CNV_OPT7  辞書7で変換(標準では顔辞書を設定)
 辞書8変換  F_CNV_OPT8  辞書8で変換
 辞書9変換  F_CNV_OPT9  辞書9で変換
 辞書10変換  F_CNV_OPT10  辞書10で変換(標準では学習辞書を設定)
 確定  F_NO_CNV  変換結果を確定
 すべて確定  F_NO_CNV2  文字をすべて確定する
 リピート  F_UNDO2  直前に確定または取り消された文字を挿入
 取消  F_CANCEL  操作を一つ前の状態に戻す
 カーソル左  F_LEFT  カーソルを左に移動
 カーソル右  F_RIGHT  カーソルを右に移動
 前候補  F_CNV_BKOHO  前の候補を表示
 次候補  F_CNV_NKOHO  次の候補を表示



3.登録可能な読みの一覧表

  Deltaで単語を登録するとき、「読み」として使用できる文字は、全角ひ らがな(ヴのみ例外)、全角英数字、全角記号のみです。使用できる文字 を種類別に分けた一覧表です。

ひらがな
あ い う え お           ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ
さ し す せ そ ざ じ ず ぜ ぞ
た ち つ て と だ ぢ づ で ど     っ
な に ぬ ね の
は ひ ふ へ ほ ば び ぶ べ ぼ ぱ ぴ ぷ ぺ ぽ
ま み む め も
や   ゆ   よ           ゃ   ゅ   ょ
ら り る れ ろ
わ       を


英数字
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
A B C D E F G H I J K L M
N O P Q R S T U V W X Y Z
a b c d e f g h i j k l m
n o p q r s t u v w x y z

記号
” # $ % & ‘ * + − / ; : < = > @
¥ ^ _ `| ・ ー



4.ローマ字かな対応表

  ローマ字入力を行うときの、入力規則を示します。

あ行  あ  い  う  え  お  ぁ  ぃ  ぅ  ぇ  ぉ
 A  I  U  E  O  XA  XI  XU  XE  XO
 
か行  か  き  く  け  こ  ヵ  ヶ      
 KA  KI  KU  KE  KO  XKA  XKE      
 
           きゃ  きぃ  きゅ  きぇ  きょ
           KYA  KYI  KYU  KYE  KYO
               CU    
 
           くぁ  くぃ    くぇ  くぉ
           KWA  KWI    KWE  KWO
           QA  QI    QE  QO
 
           くゃ  くぃ  くゅ  くぇ  くょ
           QYA  QYI  QYU  QYE  QUO
 
さ行  さ  し  す  せ  そ  しゃ  しぃ  しゅ  しぇ  しょ
 SA  SI  SU  SE  SO  SYA  SYI  SYU  SYE  SYO
   SHI        SHA    SHU  SHE  SHO
   CI    CE            
 
た行  た  ち  つ  て  と  ちゃ  ちぃ  ちゅ  ちぇ  ちょ
 TA  TI  TU  TE  TO  TYA  TYI  TYU  TYE  TYO
   CHI  TSU      CYA  CYI  CYU  CYE  CYO
           CHA    CHU  CHE  CHO
 
     っ      つぁ  つぃ    つぇ  つぉ
     XTU      TSA  TSI    TSE  TSO
 
           てゃ  てぃ  てゅ  てぇ  てょ
           THA  THI  THU  THE  THO
 
               とぅ    
               TWU    
 
な行  な  に  ぬ  ね  の  にゃ  にぃ  にゅ  にぇ  にょ
 NA  NI  NU  NE  NO  NYA  NYI  NYU  NYE  NYO
 
は行  は  ひ  ふ  へ  ほ  ひゃ  ひぃ  ひゅ  ひぇ  ひょ
 HA  HI  HU  HE  HO  HYA  HYI  HYU  HYE  HYO
 
     FU      ふぁ  ふぃ    ふぇ  ふぉ
           FA  FI    FE  FO
 
           ふゃ  ふぃ  ふゅ  ふぇ  ふょ
           FYA  FYI  FYU  FYE  FYO
 
ま行  ま  み  む  め  も  みゃ  みぃ  みゅ  みぇ  みょ
 MA  MI  MU  ME  MO  MYA  MYI  MYU  MYE  MYO
 
や行  や  い  ゆ  いぇ  よ  ゃ  ぃ  ゅ  ぇ  ょ
 YA  YI  YU  YE  YO  XYA  XYI  XYU  XYE  XYO
 
ら行  ら  り  る  れ  ろ  りゃ  りぃ  りゅ  りぇ  りょ
 LA  LI  LU  LE  LO  LYA  LYI  LYU  LYE  LYO
 RA  RI  RU  RE  RO  RYA  RYI  RYU  RYE  RYO
 
わ行  わ  うぃ  う  うぇ  を          
 WA  WI  WU  WE  WO          
 
 ゎ          うぁ  うぃ  う  うぇ  うぉ
 XWA          WHA  WHI  WHU  WHE  WHO
 
ん行  ん                  
 NN                  
 N'                  
 
が行  が  ぎ  ぐ  げ  ご  ぐぁ  ぐぃ  ぐゅ  ぐぇ  ぐぉ
 GA  GI  GU  GE  GO  GWA  GWI  GWU  GWE  GWO
 
           ぎゃ  ぎぃ  ぎゅ  ぎぇ  ぎょ
           GYA  GYI  GYU  GYE  GYO
 
ざ行  ざ  じ  ず  ぜ  ぞ  じゃ  じぃ  じゅ  じぇ  じょ
 ZA  ZI  ZU  ZE  ZO  ZYA  ZYI  ZYU  ZYE  ZYO
   JI        JA  JI  JU  JE  JO
           JYA  JYI  JYU  JYE  JYO
 
だ行  だ  ぢ  づ  で  ど  ぢゃ  ぢぃ  ぢゅ  ぢぇ  ぢょ
 DA  DI  DU  DE  DO  DYA  DYI  DYU  DYE  DYO
 
           でゃ  でぃ  でゅ  でぇ  でょ
           DHA  DHI  DHU  DHE  DHO
 
               どぅ    
               DWU    
 
ば行  ば  び  ぶ  べ  ぼ  びゃ  びぃ  びゅ  びぇ  びょ
 BA  BI  BU  BE  BO  BYA  BYI  BYU  BYE  BYO
 
ぱ行  ぱ  ぴ  ぷ  ぺ  ぽ  ぴゃ  ぴぃ  ぴゅ  ぴぇ  ぴょ
 PA  PI  PU  PE  PO  PYA  PYI  PYU  PYE  PYO
 
ヴ行*  ヴぁ  ヴぃ  ヴ  ヴぇ  ヴぉ  ヴゃ  ヴぃ  ヴゅ  ヴぇ  ヴょ
 VA  VI  VU  VE  VO  VYA  VYI  VYU  VYE  VYO
  *「ヴ」のひらがなはありません。



5.ローマ字入力の規則

Deltaのローマ字入力を行うときの特殊な方法を説明します。

「ん」/「ン」の入力
「N」の後に母音(「A」、「I」、「U」、「E」、「O」)および 「Y」、「N」が続くときには、「N」の後に「 ' 」(アポストロフィ) または、もう1つ「N」を続けて入力します。

例:    単位    TAN'I
            TANNI

「っ」/「ッ」の入力
前の子音を2回続けて入力する(「NN」を除く)か、「XTU」と入力します。

例:    結構    KEKKOU
            KEXTUKOU

「ー」(長音記号)の入力
ハイフンまたはマイナス記号を入力します。

例:    コンピュータ    KONPYU−TA




6.入力補正の規則

Deltaの動作環境を入力補正モードに設定すると、ローマ字入力、 かな入力に特有の間違えを自動的に修正し、正しい文字に変換します。
ここでは、それぞれの入力方式について、補正の対象となる例を説明します。

ローマ字入力
・母音の過不足
ローマ字入力の規則の中で、「あお("母音"+"母音")」や「かお("子音+母音"+"母音")」の ように母音が連続するようなときに、母音の過不足による誤変換を修正します。

例:にゅりょく(NYURYOKU) → 入力

・子音の超過
促音(っ)を子音を連続して入力するときに、多く入力してしまった子音を修正します。

例:きPっぷ(KIPPPU) → 切符

・「N」の過不足 「ん」を入力するときに、Nの過不足による誤変換を修正します。

例:かんんじ(KANNNJI) → 漢字

カナ入力
・濁点(゛)と半濁点(゜)の誤り
濁点と半濁点を誤って入力したときに、自動的に修正します。

例:し゜かん → 時間




7.品詞一覧表

使用可能な品詞を以下に列挙します。全て全角文字列です。
形容 形容う 形動たり 形動 独立語
副詞 連体 接続 助数 感動
名詞数詞 名詞 名形 名サ 名サ他
形動特殊 名詞場所 名詞人 名詞組織 名詞建物
数詞特殊 数詞 冠数 接尾人名 接尾形容
接尾形動 接尾 接尾サ変 接尾一段 接尾地名
接尾連用1 接尾連用2 接尾連用3 接頭 接頭サ
接頭形動 接頭地名 接頭人名 接頭お 接頭ご
単漢 カ五 カ五いく カ五ゆく ガ五
サ五 タ五 ナ五 バ五 マ五
ラ五 ラ五ける ラ五ある ラ五特殊 ワ五
ワ五う 一段 カ変 サ変 ザ変
サ変する ハ四 地名町名 地名 人姓
人名 組織 組織企業 固名商品 固名
地名行政区分



8. キー設定で使用する仮想キー一覧表


キー設定で使用する仮想キー一覧表
 英字
 仮想キー  キー名  仮想キー  キー名
XK_A  A XK_a  a
XK_B  B XK_b  b
XK_C  C XK_c  c
XK_D  D XK_d  d
XK_E  E XK_e  e
XK_F  F XK_f  f
XK_G  G XK_g  g
XK_H  H XK_h  h
XK_I  I XK_i  i
XK_J  J XK_j  j
XK_K  K XK_k  k
XK_L  L XK_l  l
XK_M  M XK_m  m
XK_N  N XK_n  n
XK_O  O XK_o  o
XK_P  P XK_p  p
XK_Q  Q XK_q  q
XK_R  R XK_r  r
XK_S  S XK_s  s
XK_T  T XK_t  t
XK_U  U XK_u  u
XK_V  V XK_v  v
XK_W  W XK_w  w
XK_X  X XK_x  x
XK_Y  Y XK_y  y
XK_Z  Z XK_z  z

 数字・記号
 仮想キー   キー名   仮想キー   キー名 
 XK_0  0  XK_asciitilde  〜
 XK_1  1  XK_exclam  !
 XK_2  2  XK_quotedbl  ”
 XK_3  3  XK_numbersign  #
 XK_4  4  XK_dollar  $
 XK_5  5  XK_percent  %
 XK_6  6  XK_ampersand  &
 XK_7  7  XK_apostrophe  ’
 XK_8  8  XK_parenleft  (
 XK_9  9  XK_parenright  )
 XK_minus  −   XK_equal  =
 XK_asciicircum  ^   XK_brokenbar   ̄
 XK_yen  ¥   XK_bar  |
 XK_at  @   XK_grave  `
 XK_bracketleft  [   XK_braceleft  {
 XK_semicolon  ;   XK_plus  +
 XK_colon  :   XK_asterisk  *
 XK_bracketright ]   XK_braceright  }
 XK_comma  ,   XK_less  <
 XK_period  .   XK_greater  >
 XK_slash  /   XK_question  ?
 XK_backslash  \   XK_underscore  _

 ファンクション
 仮想キー   キー名   仮想キー   キー名   仮想キー   キー名   仮想キー   キー名 
XK_F1  F1 XK_F11  F11 XK_F21  F21 XK_F31  F31
XK_F2  F2 XK_F12  F12 XK_F22  F22 XK_F32  F32
XK_F3  F3 XK_F13  F13 XK_F23  F23 XK_F33  F33
XK_F4  F4 XK_F14  F14 XK_F24  F24 XK_F34  F34
XK_F5  F5 XK_F15  F15 XK_F25  F25 XK_F35  F35
XK_F6  F6 XK_F16  F16 XK_F26  F26    
XK_F7  F7 XK_F17  F17 XK_F27  F27    
XK_F8  F8 XK_F18  F18 XK_F28  F28    
XK_F9  F9 XK_F19  F19 XK_F29  F29    
XK_F10  F10 XK_F20  F20 XK_F20  F30    

 テンキー
 仮想キー   キー名   仮想キー   キー名 
 XK_KP_Decimal  .  XK_KP_Delete  Del
 XK_KP_0  0  XK_KP_Insert  Ins
 XK_KP_1  1  XK_KP_End  End
 XK_KP_2  2  XK_KP_Down  ↓
 XK_KP_3  3  XK_KP_Next  PgDn
 XK_KP_4  4  XK_KP_Left  ←
 XK_KP_5  5    
 XK_KP_6  6  XK_KP_Right  →
 XK_KP_7  7  XK_KP_Home  Home
 XK_KP_8  8  XK_KP_Up  ↑
 XK_KP_9  9  XK_KP_Prior  PgUp
 XK_KP_Divide  /     
 XK_KP_Multiply *     
 XK_KP_Subtract −     
 XK_KP_Add  +     `
 XK_KP_Enter  Enter     
 XK_KP_Space  Space     
 XK_KP_Tab  Tab     
 XK_KP_F1  F1   XK_KP_Begin  Begin
 XK_KP_F2  F2   XK_KP_Equal  =
 XK_KP_F3  F3   XK_KP_Separator  ,
 XK_KP_F4  F4     

 日本語特殊キー
 仮想キー   キー名 
 XK_Kanji  漢字
 XK_Henkan_Mode  変換
 XK_Muhenkan  無変換
 XK_Hiragana_Katakana  ひらがな
 XK_Eisu_toggle  英数
 XK_Zenkaku_Hankaku  全半
 XK_Escape  Esc
 XK_BackSpace  Back space 
 XK_Tab  Tab
 XK_Return  Enter 
 XK_space  Space
 XK_Prior  Page Up
 XK_Next  Page Down
 XK_End  End
 XK_Home  Home
 XK_Insert  Insert
 XK_Delete  Delete
 XK_Left  ←
 XK_Right  →
 XK_Up  ↑
 XK_Down  ↓

 その他
 仮想キー   キー名   仮想キー   キー名 
 XK_paragraph  paragraph  XK_nobreakspace  nobreakspace
 XK_mu  mu  XK_exclamdown  exclamdown
 XK_acute  acute  XK_cent  cent
 XK_threesuperior  threesuperior  XK_sterling  sterling
 XK_twosuperior  twosuperior  XK_currency  currency
 XK_plusminus  plusminus  XK_section  section
 XK_degree  degree  XK_diaeresis  diaeresis
 XK_macron  macron  XK_copyright  copyright
 XK_registered  registered  XK_ordfeminine  ordfeminine
 XK_hyphen  hgphen  XK_guillemotleft  guillemotleft
 XK_periodcentered periodcentered XK_cedilla  cedilla
 XK_onesuperior  onesuperior  XK_masculine  masculine
 XK_guillemotright guillemotright XK_onequarter  onequarter
 XK_onehalf  onehalf  XK_threequarters  threequarters
 XK_questiondown  qrestiondown  XK_Agrave  Agrave
 XK_Aacute  Aacute  XK_Acircumflex  Acircumflex
 XK_Atilde  Atilde  XK_Adiaeresis  Adiaeresis
 XK_Aring  Aring  XK_AE  AE
 XK_Ccedilla  Ccedilla  XK_Egrave  Egrave
 XK_Eacute  Eacute  XK_Ecircumflex  Ecircumflex
 XK_Ediaeresis  Wdiaeresis  XK_Igrave  Igrave
 XK_Iacute  Iacute  XK_Icircumflex  Icircumflex
 XK_Idiaeresis  Idiaeresis  XK_ETH  ETH
 XK_Ntilde  Ntilde  XK_Ograve  Ograve
 XK_Oacute  Oacute  XK_Ocircumflex  Ocircumflex
 XK_Otilde  Otilde  XK_Odiaeresis  Odiaeresis
 XK_multiply  multiply  XK_Ooblique  Ooblique
 XK_Ugrave  Ugrave  XK_Uacute  Uacute
 XK_Ucircumflex  Ucircumflex  XK_Udiaeresis  Udiaeresis
 XK_Yacute  Yacute  XK_THORN  THORN
 XK_ssharp  ssharp  XK_agrave  agrave
 XK_aacute  aacute  XK_acircumflex  acircumflex
 XK_atilde  atilde  XK_adiaeresis  adiaeresis
 XK_aring  aring  XK_ae  ae
 XK_ccedilla  ccedilla  XK_egrave  egrave
 XK_eacute  eacrte  XK_ecircumflex  ecircumdlex
 XK_ediaeresis  deiaeresis  XK_igrave  igrave
 XK_iacute  iacute  XK_icircumflex  icircumflex
 XK_idiaeresis  idiaeresis  XK_eth  eth
 XK_ntilde  ntilde  XK_ograve  ograve
 XK_oacute  oacute  XK_ocircumflex  ocircumflex
 XK_otilde  otilde  XK_odiaeresis  odiaeresis
 XK_division  division  XK_oslash  oslash
 XK_ugrave  ugrave  XK_uacute  racute
 XK_ucircumflex  ucircrmflex  XK_udiaeresis  udiaeresis
 XK_yacute  yacute  XK_thorn  thorn
 XK_ydiaeresis  ydiaeresis  XK_Linefeed  Linefeed
 XK_Clear  Clear  XK_Pause  Pause
 XK_notsign  notsign  XK_Multi_key  Multi_key
 XK_Katakana  Katakana  XK_Zenkaku  Zenkaku
 XK_Hankaku  Hankaku  XK_Touroku  Touroku
 XK_Massyo  Massyo  XK_Kana_Lock  Kana_Lock
 XK_Kana_Shift  Kana_Shift  XK_Eisu_Shift  Eisu_Shift
 XK_Begin  Begin  XK_Select  Select
 XK_Print  Print  XK_Execute  Execute
 XK_Undo  Undo  XK_Redo  Redo
 XK_Menu  Menu  XK_Find  Find
 XK_Cancel  Cancel  XK_Help  Help
 XK_Break  Break  XK_Mode_switch  Mode_switch
 XK_ISO_Left_Tab  ISO_Left_Tab    



9. キー設定で使用する機能キー一覧表

機能キー一覧表
 機能キー  説明
 F_SCRN  日本語入力モードをオン/オフします。
 F_ROM  ローマ字/かな入力方式を切り替えます。 
 F_ZEN  全角・半角入力モードを切り替えます。 
 F_HIRA  ひらがな入力モードに設定します。 
 F_KATA  カタカナ入力モードに設定します。 
 F_HIRA_KATA  ひらがな・カタカナ入力モードを切り替えます。 
 F_EISUU  英数入力モードに移行します。 
 F_DMODE  固定入力モード(入力文字をすぐに確定)に移行します 
 F_RIGHT  カーソルを右に移動します。 
 F_LEFT  カーソルを左に移動します。 
 F_LLIM  カーソルを文字列の先頭に移動します。 
 F_RLIM  カーソルを文字列の末尾に移動します。 
 F_RLIM2  最後の文節に移動します。 
 F_BS  カーソルの左の文字を削除します。 
 F_DEL  カーソル位置の文字を削除します。 
 F_SPACE  スペースを入力します。 
 F_REV_SPACE  入力モードの文字サイズと反対のサイズのスペースを入力します。 
 F_HIRA_CNV  ひらがなに変換します。
 F_KATA_CNV  カタカナに変換します。
 F_ZEN_CNV  全角英数字に変換します。
 F_HAN_CNV  半角文字に変換します。 
 F_HAN_EISU_CNV  半角英数字に変換します。 
 F_CNV  漢字に変換します。
 F_CNV_BBLK  前の同音語ブロックを表示します。 
 F_CNV_NBLK  入力中:変換して同音語表示。変換:同音語表示。同音語:次ブロック表示の各動作を行います。 
 F_CNV_BKOHO  前の候補を表示します。(先頭の候補でとまります。) 
 F_CNV_NKOHO  次の候補を表示します。(最後の候補でとまります。) 
 F_CNV_BUNL  文節の長さを1文字長くします。 
 F_CNV_BUNS  文節の長さを1文字短くします。 
 F_CNV1  文節区切りを変えずに変換します。 
 F_CNV_ATK  文節区切りを変えずに変換します。(ATOK専用) 
 F_CNV_NCNV  次の候補を表示します。(文節を短くします。) 
 F_CNV_NCNV1  文節区切りを変えずに、次の候補を表示します。 
 F_CNV_NCNV_ATK  文節区切りを変えずに、次の候補を表示します。(ATOK専用) 
 F_CNV_BCNV  前の候補を表示します。(文節を短くします 
 F_CNV_BCNV1  文節区切りを変えずに、前の候補を表示します。 
 F_CNV_BCNV_ATK  文節区切りを変えずに、前の候補を表示します。(ATOK専用) 
 F_CNV_NBLK1  文節区切りを変えずに、次の候補を同音語表示します。 
 F_CNV_NBLK_ATK  文節区切りを変えずに、次の候補を同音語表示します。(ATOK専用) 
 F_CNV_BBLK1  文節区切りを変えずに、前の候補を同音語表示します。 
 F_CNV_BBLK_ATK  文節区切りを変えずに、前の候補を同音語表示します。(ATOK専用) 
 F_FUKUGOU  複合語モードで変換します。 
 F_NO_CNV  文字列を確定します。 
 F_NO_CNV2  文字列を確定します。同音語表示中でも確定します。 
 F_CODE  コード番号から漢字に変換します。 
 F_CODE_CNT  コード入力に移行します。 
 F_CANCEL  読みに戻します。入力状態では読みを消去します。 
 F_CANALL  文字列を消去します。 
 F_ESC2  変換中の文字列を全て入力状態に戻します。 
 F_UNDO  確定前の状態に戻します。 
 F_UNDO2  確定した文字列を再度表示します。 
 F_FKEY  (無視・無動作) 
 F_CNV_OPT1  辞書1で変換します。 
 F_CNV_OPT2  辞書2で変換します。 
 F_CNV_OPT3  辞書3で変換します。 
 F_CNV_OPT4  辞書4で変換します。 
 F_CNV_OPT5  辞書5で変換します。 
 F_CNV_OPT6  辞書6で変換します。 
 F_CNV_OPT7  辞書7で変換します。 
 F_CNV_OPT8  辞書8で変換します。 
 F_CNV_OPT9  辞書9で変換します。 
 F_CNV_OPT10  辞書10で変換します。 
 F_ATOK_KAKU  注目文節までを確定します。 
 F_ATOK_1KAKU  先頭の文字を確定します。 
 F_ATOK_TOPKAKU  注目文節が先頭にあるとき、文節の先頭1文字のみを確定します。 
 F_ATOK_ENDKAKU  注目文節が先頭にあるとき、文節の末尾1文字のみを確定します。 
 F_ATOK_MODE  通常の入力モード、英数半角固定入力モード、コード入力モードに順次切り替えます。 
 F_ATOK_EISUU  英数固定入力モードに切り替えます。 
 F_ATOK_KANA  カナ固定入力モードに切り替えます。 
 F_ATOK_ZEN_FIX  全角固定入力モードに切り替えます。 
 F_ATOK_HAN_FIX  半角固定入力モードに切り替えます。 
 F_ATOK_CNV  ATOKの変換キー相当の機能です。 
 F_ATOK_BS  ATOKのバックスペース相当の機能です。 
 F_WX_EISU  入力文字を全角英数、半角英数に順次変換します。 
 F_WX_KANA  入力文字を、ひらがな、全角カタカナ、半角カタカナに順次変換します。 
 F_EX_CHAR_TOG  入力文字種を「あ」「ア」[A」に切り替えます。 
 F_EX_SIZE_ZEN  全角入力モードに切り替えます。 
 F_EX_SIZE_HAN  半角入力モードに切り替えます。 
 F_EX_ROM_ON  ローマ字入力方式に切り替えます。 
 F_EX_ROM_OFF  かな入力方式に切り替えます。 
 F_EX_CNVMODE_TOG  変換方式を[先読み][連文節][べた書き」に切り替えます。 
 F_EX_KUTOCNV_TOG  句読点変換モードをオン/オフします。 
 F_EX_KOUGO_TOG  口語体変換モードをオン/オフします。 
 F_EX_OKURI_TOG  送り仮名の規則を[本則][送る][省く][全部]に順次切り替えます。 
 F_EX_KANAREG_TOG  カタカナ変換した単語を辞書に登録するモードをオン/オフします。 
 F_EX_EISUREG_TOG  英数字に変換した単語を辞書に登録するモードをオン/オフします。 
 F_EX_CODE_TOG  コード体系をEUC/JIS/SJIS/区点に順次切り替えます。 
 F_EX_BUNPOU_TOG  複合語変換モードをオン/オフします。 
 F_EX_YURAGI_TOG  ゆらぎモードをオン/オフします。 
 F_EX_HOSEI_TOG  入力補正モードをオン/オフします。 
 F_EX_CALC_TOG  表計算入力モードをオン/オフします。 
 F_EX_COMMA_TOG  「,」を「,」または「、」に切り替えます。 
 F_EX_PERIOD_TOG  「.」を「.」または「。」に切り替えます。 
 F_EX_SLASH_TOG  「/」を「/」または「・」に切り替えます。 
 F_EX_HYPHEN_TOG  「−」を「−」または「ー」に切り替えます。 
 F_EX_BRACKET_TOG  []を[]または「」に切り替えます。 
 F_EX_TEN_TOG  「、」を「、」または「,」に切り替えます。 
 F_EX_MARU_TOG  「。」を「。」または「.」に切り替えます。 
 F_EX_INPUT_TOG  入力する文字種,サイズを順次切り替えます。 
 F_EX_KANA_TOG  入力モードをかな全角、かな半角、カナ全角・カナ半角に順次切り替えます。 
 F_EX_EISU_TOG  入力モードを、英字全角、英字半角に順次切り替えます。 
 F_EX_JISONLY_TOG  JIS定義外の文字の入力を制限するか、制限しないかを切り替えます。 
 F_EX_CNV_BLIN  同音語が表形式の時、カーソルを前の行に移動します。 
 F_EX_CNV_NLIN  同音語が表形式の時、カーソルを次の行に移動します。 
 F_EX_CNV_BLIN_ATK  同音語が表形式の時、文節区切りを変えずに、カーソルを前の行に移動します。 
 F_EX_CNV_NLIN_ATK  同音語が表形式の時、文節区切りを変えずに、カーソルを次の行に移動します。 
 F_EX_ACC1  アクセサリ1を起動します。(標準:文字入力) 
 F_EX_ROMSAVE  ローマ字/かな入力方式を切り替えます。 
 F_EX_WX_BS  注目文節の末尾を削除します。 
 F_EX_KINPUT2_BS  KINPUT2のバックスペース相当の機能です。 
 F_EX_CNV_BLIN  同音語(表)の時の↑の動作 
 F_EX_CNV_NLIN  同音語(表)の時の↓の動作 
 F_EX_CNV_NCOL  同音語(表)の時の→の動作 
 F_EX_CNV_BCOL  同音語(表)の時の←の動作 



 

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