元になる配布ファイルを指し示す、FTP/HTTP の URL のファイル名を 除いた部分を MASTER_SITES に設定します。 最後にスラッシュ (/) をつけることを お忘れなく!
このシステム上に配布ファイルが見つからなかった場合、 make マクロは FETCH を使って この変数に指定されたサイトから配布ファイルを取得しようとします。
このリストには、できれば異なる大陸に存在する 複数のサイトを入れておくことが推奨されています。 これにより、広域ネットワークのトラブルに対する 耐性を高めることができます。 さらに私たちは、自動的に最も近いマスタサイトを判断して、 そこから取ってくるメカニズムの導入を計画しています。
元になる tar ファイルが X-contrib や GNU, Perl CPAN 等の 有名なアーカイブサイトに置かれている場合には、 MASTER_SITE_* を使って これらのサイトを簡潔に (例えば MASTER_SITE_XCONTRIB とか、 MASTER_SITE_PERL_CPAN のように) 指定することができます。 MASTER_SITES を これらの変数の一つにセットし、 サイト内でのパスを MASTER_SITE_SUBDIR に 指定するだけです。 以下に例を示します。
MASTER_SITES= ${MASTER_SITE_XCONTRIB} MASTER_SITE_SUBDIR= applications
これらの変数は /usr/ports/Mk/bsd.sites.mk で 定義されています。 いつでも新しいアーカイブサイトが追加されますので、 port を提出する前に このファイルの最新版を チェックするように心掛けてください。
ユーザは /etc/make.conf 中で MASTER_SITE_* 変数を上書きすることもできます。 そうすることで、これらの有名なアーカイブそのものではなく、 好みのミラーサイトを使用することができます。