1 次フィーチャー

Eclipse 2.1 では、1 次フィーチャーの概念を使用して、製品の製品ブランドの側面をカスタマイズしました。このメカニズムは、Eclipse 3.0 でもサポートされていますが、使用すべきではありません。 新規に開発された製品は、製品拡張ポイントを使用して、製品を定義する必要があります。

以降では、1 次フィーチャーを使用したレガシー製品定義について説明します。

Eclipse プラットフォームが開始されると、1 つのフィーチャーのみが、プラットフォーム全体の「パーソナリティー」または「ブランド」を制御できます。 これには、スプラッシュ画面、ウィンドウ・イメージ、バージョン情報ボックス、「ようこそ」ページ、 およびプラットフォームのその他のカスタマイズ可能な側面が含まれます。  このフィーチャーは、製品の 1 次フィーチャーと呼ばれます。

Eclipse 2.1 のプラットフォーム・フィーチャーの記述をもう一度見てみましょう。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<feature
      id="org.eclipse.platform"
      label="%featureName"
      version="2.1.0"
      provider-name="%providerName"
      plugin=""
      image="eclipse_update_120.jpg"
      primary="true"
      application="org.eclipse.ui.ide.workbench">
      ...

このプラットフォーム・フィーチャーは、1 次フィーチャーとして指定されています。 多くのフィーチャーを feature.xml ファイルに 1 次フィーチャーとして指定することは可能ですが、プラットフォームが起動されたときに制御を行うのは 1 つの 1 次フィーチャーのみです。 これは、eclipse/configuration ディレクトリーにある 製品の config.ini ファイルの eclipse.product プロパティーの設定により制御されます。  複数の適格 1 次フィーチャーが存在する場合、eclipse.exe-product コマンド行オプションが config.ini での選択をオーバーライドします。