ワーキング・セット

混乱を避けるため、「ナビゲーター」ビューなどのビューをフィルターに掛けなければならない場合が多くあります。  別の技法を使用して、プラグインはフィルター操作を支援できます。

「ワーキング・セット」選択ダイアログ

プラグインが、リソース (または IResource に適用できるオブジェクト) を表示するビューをインプリメントする場合、ワーキング・セットをサポートする必要があります。  IWorkingSetManager は、ワーキング・セットを取り扱うために API を提供します。  IWorkbench API を使用して、 IWorkingSetManager を入手できます。

IWorkingSetManager manager = workbench.getWorkingSetManager();

IWorkingSetManager によって、 ワーキング・セットを操作および作成できます。

さらに、IWorkingSetManager は、 ワーキング・セットの追加、除去、または変更についてのプロパティー変更通知を提供します。  ビューまたはエディターから、選択済みワーキング・セットの変更に応答する必要がある場合、 CHANGE_WORKING_SET_CONTENT_CHANGE のためのリスナーを追加できます。

新規ワーキング・セット・タイプの追加

多くのプラグインでは、IWorkingSetManager を使用して、 リソース・フィルターを十分に行うことができます。  プラグインがワーキング・セットを別々に定義する必要がある場合、 org.eclipse.ui.workingSets を使用して、 新規タイプのワーキング・セットを登録できます。  Java ツールは、このフィーチャーを利用して、Java ワーキング・セット・タイプを定義します。  ワーキング・セット・タイプは、ユーザーがワーキング・セットを追加することを決定した場合に表示されます。

使用可能なタイプのリストが表示された「ワーキング・セット」ダイアログ

 

独自のタイプのワーキング・セットを定義するとき、IWorkingSet.getId プロトコルを使用して、定義したタイプにワーキング・セットが一致するようにできます。 プログラマチックに作成するワーキング・セットには、ワーキング・セット・エレメントを表示できるワーキング・セット・ページの ID に応じた ID セットが必要です。 この ID を使用して、ユーザーがワーキング・セットを編集するときに正しいワーキング・セット編集ページが起動されるようにします。 ヌルの ID は、ワーキング・セットがデフォルトのリソース・ワーキング・セット・タイプを使用することを指示します。

詳細については、 org.eclipse.ui.workingSets 拡張ポイント・ドキュメンテーションと IWorkingSet プロトコルを参照してください。