Java プログラム実行ステップを実行

スレッドの中断中に、ステップ用のコントロールを使用して、プログラムの実行を 1 行ずつステップスルーすることができます。ステップ操作を実行中にブレークポイントを検出すると、実行がそのブレークポイントで中断し、ステップ操作が終了します。 

ステップオーバー

  1. 「デバッグ」ビューでスタック・フレームを選択します。 そのスタック・フレームで現在、実行する行が「デバッグ」パースペクティブのエディター内で強調表示されます。
  2. 「デバッグ」ビューのツールバーで「ステップオーバー」ボタンをクリックするか、F6 キーを押します。 現在選択されている行が実行され、次の実行可能行で中断されます。

ステップイン

  1. 「デバッグ」ビューでスタック・フレームを選択します。 選択されているフレームで現在実行する行が、「デバッグ」パースペクティブのエディター内で強調表示されます。
  2. 「デバッグ」ビューのツールバーで「ステップイン」ボタンをクリックするか、F5 キーを押します。 現在選択されている行の、次に実行する必要のある式が呼び出され、呼び出されたメソッドの次の実行可能行で実行が中断されます。

選択項目にステップイン

  1. 「デバッグ」ビューでスタック・フレームを選択します。 選択されているフレームで現在実行する行が、「デバッグ」パースペクティブのエディター内で強調表示されます。
  2. Java エディターで、現在実行している行のステップインしたいメソッドの名前にカーソルを置きます。
  3. 「実行」メニューまたは Java エディター・コンテキスト・メニューの「選択項目にステップイン」アクションをクリックするか、Ctrl+F5 キーを押します。選択したメソッドが起動すると、実行が再開されます。

フィルター操作のあるステップ

  1. 「デバッグ」ビューのツールバーの「ステップ・フィルターの使用」ボタンを押して切り替えるか、Shift+F5 キーを使用します。 アクションがオンに切り替えられると、各ステップ・アクション (ステップオーバー、ステップイン、 ステップ・リターン) によってステップ・フィルターのセットが適用されます。 このフィルターは、ユーザー設定で定義されています (「ウィンドウ」>「設 定」>「Java」>「デバッグ」>「ステップ・ フィルター」を参照)。 ステップ・アクションが呼び出されると、ステップ操作はフィルターが掛かっていないロケーションに到達するか、 ブレークポイントを検出するまで継続されます。

リターンまで実行

  1. 「デバッグ」ビューでスタック・フレームを選択します。 選択されているフレームで現在実行する行が、「デバッグ」パースペクティブのエディター内で強調表示されます。
  2. 「デバッグ」ビューのツールバーで「リターンまで実行」ボタンをクリックするか、F7 キーを押します。 実行は、現在のメソッドの次の return ステートメントが実行されるまで再開され、次の実行可能行で中断されます。

指定行まで実行

スレッドが中断している場合は、実行を再開して、指定した行まで実行することができます。ブレークポイントを設定せずに、ある行で実行を中断する場合、この方法は便利な方法です。

  1. プログラムを実行したい行にカーソルを置きます。
  2. ポップアップ・メニューから「指定行まで実行」を選択するか、Ctrl+R を使用します。プログラムの実行が再開され、指定した行が実行される直前で中断されます。

行にヒットしなかったり、プログラムが中断しなかったりする可能性もあります。 

ブレークポイントおよび例外を検出すると、指定された行に達する前にスレッドが中断することがあります。

関連概念
ブレークポイント
Java パースペクティブ

関連タスク
ブレークポイントの追加
Java プログラムの起動
中断されたスレッドの実行を再開
実行およびデバッグ
実行引数の設定
スレッドの中断

関連参照
「デバッグ」ビュー