デフォルトでは、すべての Eclipse 操作はユーザー・インターフェース・スレッドで実行されます。 即応性 UI を使用すると、順次コードのスレッド化が可能であるため、Eclipse のどこか他の場所で作業を継続することができるようになります。 即応性 UI のサポートがないと、操作が遅くなったときに、他のアクションを一切実行できなくなって しまいます。
一部の操作 (自動ビルドなど) は自動的にバックグラウンドで実行されますが、 多くの場合、バックグラウンドで操作を実行するオプションを提供するダイアログが表示されます。 例えば、プロジェクトの手動でのビルドには数分以上かかる場合がありますが、その間に、 Eclipse で他の機能を使用し続けたいことがあります。
プロジェクトをビルドしている間に、「ワークスペースをビルド中」ダイアログから 「バックグラウンドで実行」を選択すると、即応性 UI によって Eclipse 内で他のタスクを続行することができます。
現在実行しているアクションおよびそのほかの操作の状況に関する情報については、 「詳細」をクリックします。
「詳細」パネルには、用意している操作の状況情報と、 同時に実行されている可能性のあるそのほかの操作が表示されます。
「進行情報」ダイアログでは、ある操作が別の操作によってブロックされている場合も示されることがあります。
デフォルトとして、操作をバックグラウンドで実行するように設定するには、「ウィンドウ」>「設定 」>「一般 (General)」と選択し、「常にバックグラウンドで実行 (Always run in background)」にチェックマークを付けます。