このチュートリアルではワークベンチの紹介を行い、シンプルなアプリケーションの作成に必要なステップの概要を説明します。イメージを含むさらに詳しい説明については、ワークベンチ・ユーザー・ガイドを参照してください。
タスク |
説明 |
シンプルなプロジェクトの作成
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- 「ファイル」>「新規」>「プロジェクト... 」を選択します。
- 「新規プロジェクト」ウィザードで、「シンプル」>「プロジェクト」を選択してから、「次へ」をクリックします。
- 「プロジェクト名」フィールドに、新規プロジェクトの名前を入力します。
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プロジェクトのロケーションを指定するか、デフォルトを使用します。
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「終了」をクリックします。
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フォルダーの作成
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- 1 つ以上のプロジェクトが存在することを確認します。
- 「ファイル」>「新規」>「フォルダー」を選択します。
- 「新規フォルダー」ウィザードの「フォルダー名 (Folder name)」フィールドに、新規フォルダーの名前を入力します。
- 「終了」をクリックします。
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ファイルの作成
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- 1 つ以上のプロジェクトが存在することを確認します。
- 「ファイル」>「新規」>「ファイル」を選択します。
- 「新規フォルダー」ウィザードの「ファイル名 (File name)」フィールドに、新規フォルダーの名前を入力します。
- 「終了」をクリックします。
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リソースのインポート
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- 「ファイル」>「インポート」を選択します。
- インポート・ソースを選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- 該当するウィザードの指示に従って、リソースを収容するインポート・ロケーションを選択します。
- 「終了」をクリックします。
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リソースのエクスポート
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- 「ファイル」>「エクスポート」と選択します。
- エクスポート先を選択します。
- 「次へ」をクリックします。
- 該当するウィザードの指示に従って、エクスポート先を選択します。
- 「終了」をクリックします。
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Java プロジェクトの作成: JUnit の例 |
- JUnit ソース・コードをダウンロードするには、http://www.eclipse.org/downloads/ にアクセスして、作業中の Eclipse リリースを探します。
- 「サンプル・プラグイン (Example Plug-ins)」セクションまでスクロールダウンして、サンプルのアーカイブをダウンロードします。
- Zip ファイルの内容をディレクトリーに解凍します。
- Eclipse に戻り、「ファイル」>「新規」>「プロジェクト... (Project...)」を選択します。
- 「Java プロジェクト」を選択して、「次へ」をクリックします。
- 「プロジェクト名」フィールドに JUnit と入力します。
- 「終了」をクリックします。
- パッケージ・エクスプローラーで、JUnit プロジェクトが選択されていることを確認します。
- メニュー項目「ファイル」>「インポート...」を選択します。
- Zip ファイルを選択してから、「次へ」をクリックします。
- 「Zip ファイル」フィールドの横にある「参照」をクリックし、
<ExamplesDownloadPath>eclipse/plugins/org.eclipse.jdt.ui.examples.projects_3.0.0/archive/junit/junit381src.jar をブラウズして選択します。
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「インポート」ウィザードの階層リストの下で、「すべて選択」をクリックします。
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JUnit プロジェクトが宛先の「フォルダー」フィールドに表示されたら、「終了」をクリックします。
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インポートの進行状況表示で、リソースがワークベンチにインポートされるとそのリソースがコンパイルされることを確認してください。
これは、「ワークベンチ」設定ページで「自動的にビルド」オプションにチェック・マークが付けられているためです。
JUnit プロジェクト内の .classpath ファイルおよび .project ファイルの上書きを求めるプロンプトが表示されます。
これは、JUnit プロジェクトの作成時に .classpath リソースが作成されたためです。
これらのファイルは、上書きしても問題ありません。
「パッケージ・エクスプローラー」ビューで、JUnit プロジェクトを拡張して JUnit パッケージを表示します。
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Java クラスの作成: JUnit の例 |
- 「パッケージ・エクスプローラー」ビューで JUnit プロジェクトを右クリックし、「新規」>「パッケージ」を選択します。
- 「名前」フィールドに、新しいパッケージの名前として test と入力します。
- 「終了」をクリックします。
- 「パッケージ・エクスプローラー」ビューで、新しいテスト・パッケージを選択して、ツールバーの「新規 Java クラス」をクリックします。
JUnit が「ソース・フォルダー」フィールドに表示されていることと、test が「パッケージ」フィールドに表示されていることを確認します。
- 「名前」フィールドに MyTestCase と入力します。
- 「スーパークラス (Superclass)」フィールドの横にある「参照」をクリックします。
- 「スーパークラスの選択」ダイアログの「型の選択」フィールドに Test と入力して、使用可能なスーパークラスのリストを絞り込みます。
- TestCase クラスを選択し、「OK」をクリックします。
- 「スーパークラスからのコンストラクター」のチェック・ボックスを選択します。
- 「終了」をクリックします。
- 新規ファイルがエディターで開きます。
「アウトライン」ビューで新規クラス MyTestCase を選択します。コンテキスト・メニューを開いて、「ソース」>「メソッドのオーバーライド/実装」を選択します。
- 「メソッドのオーバーライド」ダイアログで、setUp() と tearDown() にチェック・マークを付け、「OK」をクリックします。
- setUp() の本体を container= new Vector(); に変更します。
- container と Vector を解決できないため、これらの語に問題強調表示行で下線が付けられます。
電球がマーカー・バーに表示されます。
カーソルを Vector 内に置き、Ctrl+1 を押します
(または、メニュー・バーの「編集」>「クイック・フィックス」を使用します)。「'Vector' のインポート (java.util) 」を選択します。
これで、欠落したインポート宣言が追加されます。
- カーソルを container 内に置き、Ctrl+1 を押します。
「フィールド 'container' の作成」を選択して新しいフィールドを追加します。
- 「アウトライン」ビューで、クラス MyTestCase を選択します。
コンテキスト・メニューを開いて、「ソース」>「Getter および Setter の生成...」 を選択します。
- 「Getter および Setter の生成」ダイアログは、メソッド getContainer および setContainer の作成を提案します。
両方を選択して、「OK」をクリックします。
フィールド・コンテナーの getter および setter メソッドが追加されます。
- ファイルを保管します。
- 生成されたコードのフォーマットは、「ウィンドウ」>「設定」>「Java」>「コード・スタイル」>「コード・フォーマッター」で構成できます。
フィールド名に接頭部または接尾部を使用する場合、
それを「ウィンドウ」>「設
定」>「Java」>「コード・
スタイル」>「フィールド」で指定することができます。
これにより、生成された getter および setter は、接頭部または接尾部の付いていないメソッド名を提案します。
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Java プログラムの起動: JUnit の例 |
- 「パッケージ・エクスプローラー」ビューで junit.textui.TestRunner.java を探し、
これをダブルクリックしてエディターで開きます。
- 「アウトライン」ビューで、TestRunner クラスに、クラスが main メソッドを定義することを示すアイコンが付いていることに注意してください。
- 「パッケージ・エクスプローラー」で TestRunner.java を右クリックし、「実行」>「Java アプリケーション (Java Application)」を選択します。
- 「実行」>「構成および実行... (Run...)」を選択します。TestRunner 起動構成が選択された「起動構成」ダイアログが開きます。
- 「起動構成」ダイアログで、「引数 (Arguments)」タブを選択し、「プログラム引数 (Program arguments)」エリアに junit.samples.VectorTest と入力します。
- 「実行」をクリックします。今度はプログラムが正常に実行され、いくつかのテストが実行されたことが示されます。
- 「デバッグ」パースペクティブに切り替えます。
「デバッグ」ビューでは、プログラムを実行した際に、最新のプログラム起動のプロセスが登録されます。
- ワークベンチ・ツールバーにある「実行」をクリックします。このリストには、前に起動されたプログラムが含まれています。
このプログラムは、ヒストリー・リストで選択することによって再起動できます。
- 「デバッグ」ビューのコンテキスト・メニュー (または同等のツールバー・ボタン) から「終了したすべてを除去」を選択して、終了した起動プロセスのビューをクリアします。
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作成
プラグイン |
- 「ファイル」>「新規」>「プロジェクト」を選択します。
- 「プラグイン・プロジェクト」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「プロジェクト名」フィールドに、プロジェクトの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
- 「プラグイン・コンテンツ」ページで、プラグイン ID、バージョン、名前など、plugin.xml ファイルの初期化に使用するデータを設定します。
- 使用可能なテンプレートを選択し、「次へ」をクリックします。
- サンプルの拡張子をカスタマイズし、「終了」をクリックします。
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Eclipse ランタイムのワークベンチ・インスタンスを起動して、プラグインをテストします。 |
- 「実行」>「構成および実行... (Run...)」を選択します。
- 「起動構成」ダイアログの「名前」フィールドに、構成の名前を入力します。
- 「ワークスペース・データ (Workspace data)」フィールドでは、「参照」をクリックして、ランタイム・ワークベンチで使用されるワークスペースを定義します。このランタイム・ワークスペースのロケーションは、ホスト・インスタンスのワークスペースとは異なって
いなければなりません。
- 「アプリケーションの実行 (Run an application)」フィールドでは、デフォルトの Eclipse アプリケーション org.eclipse.ui.ide.workbench を選択します。
- 「実行」をクリックします。
2 番目のワークベンチ・インスタンスが表示されます。これを構成するプラグインは、ワークスペース・プラグインと、「ターゲット・プラットフォーム」設定ページで選択されているプラグインです。
適当な JRE を使用してランタイム・ワークベンチをテストできます。この JRE は、
ワークスペースにおけるプラグインのコンパイルの対象となる JRE と同じでなくてもかまいません。テストに
適した VM 引数を指定することもできます。
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ビルドの自動実行 |
- 「ウィンドウ」>「設定」を選択します。
- 左側で「一般 (General)」カテゴリーを選択します。
- 「自動的にビルド」を選択します。
- 「OK」をクリックします。
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ビルドの手動実行 |
- 「リソース」パースペクティブの「ナビゲーター」ビューで、1 つまたは複数のプロジェクトを選択します。
- 右マウス・ボタン・クリックして、ポップアップ・メニューから「プロジェクトのビルド」オプションを選択します。
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タスク |
説明 |
CVS リポジトリー・ロケーションの作成
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- 「ウィンドウ」>「ビューの表示」>「その他...」を選択します。
- 「CVS」>「CVS リポジトリー」を選択します。
- 「CVS リポジトリーの追加」をクリックします。
- リポジトリー・ロケーションを識別し、そこに接続するのに必要な以下の情報を入力します。
- 「終了」をクリックします。
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SSH による CVS との接続および構成 |
- 「ウィンドウ」>「設定」を選択します。
- 「チーム」>「CVS」>「SSH2 接続メソッド」を選択します。
- 「一般 (General)」タブを選択し、「秘密鍵の追加」をクリックして、リストに秘密鍵を追加します。
- 秘密鍵に対するパスワードを準備して、使用するコンピューターに保管します。
鍵ペアがない場合:
- 「ウィンドウ」>「設定」を選択します。
- 「チーム」>「CVS」>「SSH2 接続メソッド」を選択します。
- 「鍵管理」タブを選択します。
- ご使用のサーバーがプロトコルのバージョン 1 をサポートしている場合は「RSA 鍵の生成」を選択し、バージョン 2 をサポートしている場合は「DSA 鍵の生成」を選択します。公開鍵および秘密鍵が生成されます。
公開鍵は読み取り専用テキスト域に表示されます。
- ご使用のサーバーに公開鍵をコピーします。
ご使用のサーバーが OpenSSH サーバーを実行している場合は、「SFTP 経由でエクスポート (Export via sftp)」をクリックします。そうでない場合は、リモートの
~/.ssh/authorized_keys ファイル内へ公開鍵をコピー・アンド・ペーストします。
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CVS リポジトリーからのプロジェクトのチェックアウト |
- 「CVS リポジトリー・エクスプローラー」パースペクティブに切り替えます。
- 「CVS リポジトリー」ビューで、リポジトリー・ロケーションを拡張します。
- 「HEAD」を拡張して、ワークベンチにプロジェクトとして追加したいフォルダーを選択します。
- 選択されたフォルダーのメニューから、以下の 1 つを選択します。
- 「チェックアウト」
リポジトリー内のフォルダーと同じ名前を持つ、
ローカル・ワークスペース内のプロジェクトとして選択された各フォルダーをチェックアウトします。
- 「別名チェックアウト...」
選択されたフォルダーをローカル・ワークスペース内のカスタム構成プロジェクトにチェックアウトします。
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リポジトリーとの同期化および変更点の更新またはコミット |
- 「ナビゲーター」ビューで、同期化したいリソースを選択します。
- 右マウス・ボタン・クリックして、「チーム」>「リポジトリーと同期化」の順に選択します。
- 「同期化」ビューでリソースを右クリックし、以下の 1 つを選択します。
- 「コミット」。リソースの現在の CVS バージョンをオーバーライドし、ご使用のバージョンをリポジトリーに保管する場合。
- 「更新」。リポジトリーに保管されたバージョンでワークスペースを更新する場合。
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