ビュー

org.eclipse.ui.views

この拡張ポイントを使用して、ワークベンチの追加ビューを定義できます。 ビューは、ワークベンチ・ページ内のビジュアル・コンポーネントです。 一般にビューは、情報の階層 (ワークスペースなど) をナビゲートし、 エディターを開いたり、アクティブなエディターのプロパティーを表示するために使用されます。 ユーザーは、「ウィンドウ」>「ビューの表示」メニューからビューを可視にしたり、ビューのローカル・タイトル・バーからビューを閉じたりすることができます。

「ビューの表示」ダイアログにおけるビジュアル・クラッターを減らすため、 ビューはカテゴリーを用いてグループ化するとよいでしょう。

<!ELEMENT extension (category | view | stickyView)*>

<!ATTLIST extension

point CDATA #REQUIRED

id    CDATA #IMPLIED

name  CDATA #IMPLIED>


<!ELEMENT category EMPTY>

<!ATTLIST category

id             CDATA #REQUIRED

name           CDATA #REQUIRED

parentCategory CDATA #IMPLIED>


< !ELEMENT view (description?)>

<!ATTLIST view

id                 CDATA #REQUIRED

name               CDATA #REQUIRED

category           CDATA #IMPLIED

class              CDATA #REQUIRED

icon               CDATA #IMPLIED

fastViewWidthRatio CDATA #IMPLIED

allowMultiple      (true | false) >


<!ELEMENT description (#PCDATA)>

ビューの簡略説明テキストを本文に含むサブエレメント (オプション)。



<!ELEMENT stickyView EMPTY>

<!ATTLIST stickyView

id        CDATA #REQUIRED

location  (RIGHT|LEFT|TOP|BOTTOM)

closeable (true | false)

moveable  (true | false) >

スティッキー・ビューとは、ウィンドウが開くと、ウィンドウ内のすべてのパースペクティブにデフォルトで表示されるビューのことです。 このビューの初期の配置は、ロケーション属性によって決定されますが、ユーザーは、ビューを移動したり、閉じることができます。 このエレメントを使用すると、ビューのプレースホルダーが作成されます。このプレースホルダーにビューは表示されません。 このエレメントを使用する場合は、注意が必要です。 このエレメントは、パースペクティブ間で有効にする必要がある場合にのみビューに適用する必要があります。 3.0 以降



この拡張ポイントの例を以下に示します。

   

<extension point=

"org.eclipse.ui.views"

>

<category id=

"com.xyz.views.XYZviews"

name=

"XYZ"

/>

<view id=

"com.xyz.views.XYZView"

name=

"XYZ View"

category=

"com.xyz.views.XYZviews"

class=

"com.xyz.views.XYZView"

icon=

"icons/XYZ.gif"

/>

</extension>

スティッキー・ビュー宣言の例を以下に示します。

   

<extension point=

"org.eclipse.ui.views"

>

<stickyView id=

"com.xyz.views.XYZView"

/>

</extension>

class 属性の値は、 org.eclipse.ui.IViewPart を実装するクラスの完全修飾名でなければなりません。 新規ビューを開発する場合は、org.eclipse.ui.part.ViewPart をサブクラス化する方法が一般的です。

Eclipse プラットフォームは、「ナビゲーター」、「プロパティー」、「アウトライン」、および「タスク」を含む多くの標準ビューを備えています。ユーザーの視点からは、これらのビューは、プラグインが提供するその他のビューと同じです。 すべてのビューは、「ウィンドウ」メニューの「ビューの表示」サブメニューで表示できます。 ビューの位置は永続的であり、ビューを閉じる際に保存され、単一セッションで再度開くと復元されます。 位置は、ワークベンチ・セッションが代わっても維持することができます。