式とは、それを評価して値を作成できるコードの断片です。 式のコンテキストは、各デバッグ・モデルによって異なります。 一部の式は、その変数を参照できるように、プログラム内の特定の位置で評価される必要があります。 IExpression には、デバッグ式の一般インターフェースが定義されています。
式マネージャー (IExpressionManager) は、そのワークスペース内のすべての式を常に把握しています。 また、式が追加、除去、または変更されると、関係のあるリスナーへイベントが発行されます。
式を使用して、ユーザーにコードの断片を評価させる「インスペクター」または「スクラップブック」を実装できます。 Java ツールは式を使用して、ユーザーがソース・コードを検査したときに生成される式を実装します。
監視式 は、プログラムの実行時に繰り返し評価される式です。 IWatchExpression には、新規のデバッグ・コンテキストで提供された場合に式の値を更新する、特殊な種類の IExpression が定義されています。 監視式は、プログラムの実行時に式の値の変化を示す「監視リスト」を実装するために使用されます。